逆RIAA回路を使って計測
図6が、逆RIAA回路を挿入して今回製作したイコライザを計測した結果です。20Hz~20kHzまでの範囲でおよそ0.2dBで、逆RIAA回路を使用せずに計測した結果(EJ5号記載)とほぼ同じになっています。
写真2aは、逆RIAA回路を挿入し、LT1113を使って1kHzの方形波を印加したときの入出力波形(上がOPアンプ出力波形、下が発振器出力波形、以下の写真もすべて同じ)、写真2bは20kHzの方形波の場合です。方形波が崩れることなく出力されています。
ところが、入力の方形波の振幅を増大すると写真2cになり、立ち上がりがなまってしまっています。これは、OPアンプのスルーレートを大きく超える入力信号を印加したため、OPアンプがスルーレートで飽和し、飽和が回復するまでの時間を示しているようです。
写真2dは、20kHzの正弦波を印加したときの応答波形です。20kHz±10Vピークまできれいに出力しています。したがって、レコード・プレーヤに実際に接続した場合ではスルーレートで飽和することはまずないでしょう。
写真3は、ほかのOPアンプでの大振幅1kHz方形波応答特性です。スルーレートや雑音特性を考慮するとOPA2134あたりが最適かなと思います。しかし、最終判断は自分の耳で聞いた音の好みなので、OPアンプを差し替え、音の違いを確かめてください。



