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回路設計
 回路は DIR9001, TAS5086, TAS5142 のデータシートやアプリケーション・ノート、評価ボードのマニュアルを参考にし、設計しました。DIR9001 については、24.576MHz のクロックは不要なので省略しています。回路図は図3のようになっています。

fig3.png
図3.フルディジタル・アンプの回路図

部品の選定
 パターンを設計する前に部品を決めなくてはいけません。パスコンについては2012サイズのチップ・コンデンサを利用することにしました。とくに TAS5142 の周辺については、リード部品ではリードのインダクタンス成分が問題となるということでした。パスコン以外のチップ・コンデンサもあるため、特性がZタイプのものは避けています。

 出力LPFのコイルについては東光のD級オーディオ用を採用し、コンデンサは[1]を参考に小売店で入手しやすいものを選択しています。TAS5086, DIR9001 の周辺のフィルタ部分などは配線長を短くするためチップ部品を利用し、0.1μF のコンデンサはすべて 2012 としています。それ以外はできるだけリード部品、DIP部品としました。

 部品表を表1(parts.pdf)に示します。

パターン設計
 最終的にケースに組み込むときには、ケース背面に入力端子とスピーカ端子が並ぶことになります。光受信モジュールは基板取り付けタイプですから、取り付けたところがケース背面になります。そこで信号がU字に流れるようにし、スピーカ端子と光入力が並ぶようにしました(図4)。

 パターン設計前に、回路図からネットリストを作成し、パターンCADに入力して設計を進めました。こうすることで配線忘れや、ショートなどのミスを少なくすることができます。パターン設計に当たっては TAS5142 の評価ボード(TAS5142DDV6EVM2)のマニュアル[7]のパターンを参考にしています。最終的なパターンは図5に示します。

fig4.png
図4.基板上の部品配置と信号の流れの概要

fig5.png
図5.最終的な基板のパターン(2層基板)
<光永 法明>

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2008年7月 9日 12:01に投稿されたエントリーのページです。

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