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はてなブックマークに追加   LTSpiceを使用したLCLPFの検証(1) LCLPFの設計

 エレキジャックNo.7のMission2では、フィルタを設計しました。本連載では、LTSpiceを使った設計について、解説していきます。

 D級アンプではPWMで生成されたスイッチング波形を元のアナログ波形に戻すため、出力にはLC(コイルとコンデンサ)で構成されたLPF(Low Pass Filter)が挿入されます。
 LCLPFは負荷のインピーダンスが異なると周波数特性が変化してしまいます。したがって、自分のスピーカ・システムに最良な周波数特性を得るためにはD級アンプのLCLPFをチューニングする必要があります。

 LCLPFの設計は正規化表があればとても簡単です。
 図1-1は周波数特性が最も平坦なバターワース特性のLCLPFの正規化表です。

 過渡応答に優れたベッセル特性の正規化表は、エレキジャク No.7 p.84 をご覧ください。
c1.jpg
名称未設定-1.jpg
  図1-2が今回設計した3種のLCLPFです。 1_2.jpg


 LCフィルタでは、最初に次の式から基準のインダクタンス「Ls」と基準のキャパシタンス「Cs」を算出します。
名称未設定-2.jpg

  後はこの基準値に正規化表の値を乗算するだけです。
 L1 = 63.66uH × 1.414 ≒ 90.0uH
  C1 = 0.9947uF × 0.707 ≒ 0.703uF
 L2 = 63.66uH × 1.531 ≒ 97.5uH
  C2 = 0.9947uF × 1.577 ≒ 1.5uF
 L3 = 63.66uH × 1.082 ≒ 68.9uH
  C3 = 0.9947uF × 0.383 ≒ 0.381uF
 L4 = 63.66uH × 1.553 ≒ 98.9uH
  C4 = 0.9947uF × 1.759 ≒ 1.75uF
 L5 = 63.66uH × 1.553 ≒ 98.9uH
  C5 = 0.9947uF × 1.202 ≒ 1.20uF
 L6 = 63.66uH × 0.758 ≒ 48.3uH
  C6 = 0.9947uF × 0.2588 ≒ 0.257uF

 実際に使用するコイルとコンデンサの値は、上記の値に対して5%程度以下の誤差に収めます。
遠坂俊昭

LTSpiceのインストールなどは、こちらの連載を参照してください。
http://www.eleki-jack.com/KitsandKids2/cat196/ltspice/

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2008年7月29日 13:25に投稿されたエントリーのページです。

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