ケースの加工組立
ケースは、いろいろなタイプのものが販売されていますし、また、自作でケースを製作される方もおられると思いますが、今回は、タカチのヒートシンク型ケース(型番HS16-5-30S)を使用して製作しました。その手順を書いていきます。
今回の試作には、ヒートシンク型ケースに直接部品を取り付ける方法は取っていません。
あらかじめ前面パネルと背面パネルを作成してありますので、それを使用して製作しました。
そろえる工具 : ドリル、ハンド・ニブラ、ニッパー、ラジオ・ペンチ、糸鋸、ヤスリ
(1) パネル部の加工
下記の(2),(4) で部品を取り付けた前面パネルと背面パネルを取り付けるのに、ヒートシンク型ケースのシャーシ部分に加工が必要となります。加工には図7(p.118) シャーシ穴空け加工図を参考に加工してください。
加工する場合、開口部分の四隅にまずドリルで適当な大きさの穴を開け、その部分から糸鋸やハンド・ニブラで開口部分を切断していくとよいと思います。筆者の場合、ジグソーを使用して加工しました。もし、(2),(4) の前面パネルと背面パネルが取り付かない場合や切り傷などは、ヤスリなどで追加工を行って綺麗にして、けがなどないように注意して作業をしてください。
(2) 背面パネル部の部品取り付け(正面)
背面パネルです。あらかじめ加工しておいたパネルに部品を取り付けます。電源用コネクタ、・ヒューズ・ホルダ、オーディオ入力RCAピン用4チャネル・コネクタ、・スピーカ出力コネクタ、コントロール用コネクタですが、すべてピッグテール方式での加工でもかまわないと思いますので、一番良い方法を考え楽しんでください。
(3) 背面パネルの部品取り付け(背面)
背面パネルの内部の取り付けの様子ですが、ぐらつかないように確実に差し込んでください。
(4) 前面パネルの部品取り付け(正面)
前面パネルです。あらかじめ加工しておいたパネルに部品を取り付けます。電源スイッチ、LEDランプ・コントロール用スイッチ3個、ボリューム・シャフト軸受けなどですが、今回は家庭用としても使うというコンセプトですから、電源スイッチとボリュームがありますが、カー・ステレオ用であれば必要ないと思います。
製作者の考えで一番良い方法を考え楽しんでください。筆者の場合、ボリューム・シャフト用の軸受けは今回使用していません。
(5) 前面パネルの取り付け(背面)
前面パネルの内部の取り付けの様子ですが、ぐらつかないように確実に差し込んでください。
(6) 2連ボリュームの機構組み立て
2連ボリュームしか入手できなかったので、図や写真のようにして連動させた2連ボリュームを2個使用し、4連ボリュームとしました。
4連ボリュームはメーカでは作っていただけるそうですが、1個ではダメといわれ、また価格をお聞きしたら、ビックリ、約10個で5000円くらいといわれ断念し、2連ボリュームで考えた次第です。
4連ボリュームとするのにベルトの位置を合わせる必要があります。ベルトはあまりきつく張らないで下さい。ぴんと張ってベルトの真ん中を軽く押さえてみて、2~3mm沈むくらいがよいのではないかと思っています。いろいろ実験をして張り具合を調整し、スムーズな動きをするようにしてください。
どちらかのボリュームを最小または最大にしておき、もう一つのボリュームをどちらかにしてネジを止めます。ボリューム・ツマミを回してどちらも最大/最小に調整できるように微調整をしてください。
(7) シャーシ組み込み完了1
シャーシの上にプリント基板、ボリューム機構、前後のパネルを取り付けてみましょう。すべてうまく取り付けができましたか。微調整がひつようかもしれません。適時、穴を広げるなどの加工をして、うまく収めてください。
(8) シャーシ組み込み完了2
これでケースの加工は完了です。綺麗にできましたか、怪我の元になるので、バリなどは取り去るように再確認してください。
以下次回に続く。
<高瀬毅一><輩塚知龍>



