回路に使用している抵抗やコンデンサの値が変化すると、当然ながら回路の特性も変化してしまいます。この変化の様子をシミュレーションする方法をLTSpiceではパラメータ・スィープ(Parameter Sweeps)と呼んでいます。
(1)で設計したバターワースのLPFは、負荷インピーダンスが変化すると利得-周波数特性が大きく変化してしまいます。この様子をLTSpiceでシミュレーションしてみました。
解析結果のグラフ数が多くなるので、今回は4次のLCLPFのみシミュレーションしました。
図4-1に示すように設定値を可変する抵抗の値を変数とし、{}でくくります。ここではRvの文字を使用しましたが任意の文字でかまいません。
AC解析のステップ解析なので、シミュレーション・コマンドは図4-2に示すように設定します。
ステップ・コマンドの設定は、ツール・バーの右端の[.op]のアイコンをクリックして設定画面を開きます。図4-3に示すように設定画面に [.step param Rv LIST 4 6 8 16]の文字を入力します。各文字の間はスペースで区切ります。「Rv」がR2に設定した変数ですが、ここでは{}を記入しません。「4 6 8 16」 が可変する抵抗値でスペースで区切ります。
図4-4が設定完了した回路図です。
図4-5がシミュレーション結果のグラフです。負荷抵抗8Ωで設計したので8Ωでは平坦な利得特性になっていますが、ほかの値では高域特性が乱れているのがわかります。



