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■ コントローラ・マイコンCTRL2311の概要
 PGA2311PA+コントローラ・セット/CTRL2311付属のコントローラ・マイコンの機能と使い方を見ていきましょう。

コントローラ・マイコンCTRL2311の端子機能
 コントローラ・マイコンCTRL2311はPICマイコンPIC12F675にPGA2311をコントロールする機能を内部フラッシュROMにプログラムしたマイコンで図 2のような端子機能があります。

WSCH2322.jpg

図2 コントローラ・マイコンCTRL2311の端子機能

・コントロール入力
 CTR2311に使用しているPICマイコンの6、7番端子はコントロール入力として使用されます。使用するモードに対して押しボタン・スイッチ入力、VR(アナログ)入力、ロータリ・エンコーダ入力が選べます。
・機能設定端子
 PICマイコン4番端子はモード・コントロール端子として使用されます。この端子の接続方法によって使用する入力デバイスを選択できます。
・SPIインターフェース端子
 PICマイコンの2,3および5番端子は各々SPIインターフェースのSCLK,SDI、CS端子に割りあてられています。PGA2311の対応する端子に接続します。
・ディジタル電源端子
 PICマイコンの1、8番端子はPICマイコンの電源端子です。5Vのディジタル電源に接続します。

入力デバイスの接続
 PGA2311は、VR(アナログ)入力、ロータリ・エンコーダ入力、押しボタンスイッチなどが選択できます。図 3~図 6はCTRL2311説明書より引用した各入力デバイスとコントローラ・マイコン、およびPGA2311の回路図です。
 このように一つのコントローラ・マイコンで多くの種類の入力デバイスをサポートしています。


WSCH2331.png
図 3

WSCH2332.png
図 4

WSCH2333.png
図 5

WSCH2334.png

図 6

・ロータリ・エンコーダ使用時の注意
 コントローラ・マイコンCTRL2311でロータリ・エンコーダを使用する際には下記の点に注意する必要があります。

(1) クリック付きエンコーダの使用は注意
  クリック付きのロータリ・エンコーダを使用すると、クリック付近のエンコード・パルスが早く変化するためPICマイコンで読み取れないことがあります。クリック機能のないロータリ・エンコーダを使用するか、クリック付きを検討する場合は事前に実験などで十分確かめる必要があります。

(2) エンコード・パルスとアッテネーション・ステップの関係
 コントローラ・マイコンCTRL2311をロータリ・エンコーダ使用モードで使用した場合、ロータリ・エンコーダのエンコード・パルスとPGA2311のアッテネーション・ステップの比率は1:1です。つまりPGA2311のMUTE状態から最大ゲインまでの全アッテネーション幅255+1ステップをカバーするには256パルス必要となります。
 一般的な機械式接点をもつロータリ・エンコーダは、ノブ1回転あたり10~32程度のパルスを出力するものが大半です。この場合、MUTEから最大音量まで可変するのに何回転もロータリ・エンコーダのノブを回すことになります。よく聴く音量域で細かいコントロールをするにはこの様な使い方もよいかもしれません。
 普通のオーディオ機器のボリューム・コントロールのように少しの操作量で全アッテネーション幅をカバーするには、写真 3のような高分解能な計測器用ロータリ・エンコーダなどを使用するか、図 3、図 4 のような可変抵抗による制御モードを使用するのがよいでしょう。

443.jpg

写真3 計測器用ロータリ・エンコーダの例
Avago Technologies HRPG-ASCA#54R

・ZCEN端子の使用について
 コントローラ・マイコンCTRL2311は毎秒100回程度の速度でPGA2311に設定値を送り続けています。ZECN端子を“High”に設定した場合、頻繁にボリューム設定が繰り返されるためゼロクロス点が見つけられず、低音のオーディオ信号ある場合、常時タイムアウト処理がPGA2311内でなされ、逆にノイズが発生することになります。したがって、コントローラ・マイコンCTRL2311使用時においてZECN端子はDGNDに接続し機能しないようにしてください。

寺尾 大二

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2009年3月25日 10:50に投稿されたエントリーのページです。

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