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■工作の流れ
 ここにある液晶表示基板を、フルディジタル・アンプにつなぐには、以下の手順がよいと思います。


  1. 液晶表示基板の製作。回路図と部品面の基板の写真を参考にユニバーサル基板に作る。
  2. 液晶表示基板のMSP430(L)へプログラムを書き込み、動作を確認する。
  3. ディジタル・アンプ基板のMSP430(A)へプログラムを書き込み、動作を確認する。
  4. 液晶表示基板とディジタル・アンプ基板を上記のように接続する。


以下では、

  1. 開発環境の準備
  2. ダウンロードしたプログラムのコンパイル方法
  3. プログラムの MSP430(A, L) への書き込み
を順に説明します。

■開発環境を準備する
 開発環境には TI Code Composer Essentials 無償評価版*1を使いました。書き込みとデバッグには TI eZ430-F2013 を使いました。eZ430 と、ディジタル・アンプ基板、液晶表示基板との間の接続は、図6のようなケーブルを用意し、eZ430 に図7のように挿します。

LCD06.jpg
図6 eZ430 と基板をつなぐケーブル。コネクタは1.27mmピッチのもの。写真は「松下電工AMV9001 ふるまいセンサビームコネクタ付きケーブル」を流用している。小さいほうのコネクタの1ピンだけ別にし、2-4ピンを2.54mmピッチの1-3ピンにつなぐ。
LCD07.jpg
図7 (上)eZ430 が4ピンの場合、そのまま挿す, (下)eZ430 が6ピンの場合、真ん中の4本に挿す。


*1 TI Code Composer Essentials 無償評価版, 16Kバイト まで開発可能:
http://focus.tij.co.jp/jp/docs/toolsw/folders/print/msp-cce430.html

*2 eZ430-F2013
http://web.tij.co.jp/jcm/msp430/ez430/


■プログラムのコンパイル
 

 d-amp-lcd.zip をダウンロードして適当なディレクトリに展開してください。インストールした Code Composer Essentials を起動します。最初に workspace (ワークスペース、作業用のディレクトリ) を聞かれるので、適当なディレクトリを用意して指定します。はじめて起動したときに出てくる Welcome画面は閉じておきます。

LCD08.jpg
図8 ワークスペースを指定する。c:\CCE_workspace など英文字のみにするのが無難。

LCD08b.jpg
図9 Welcome画面は閉じる

1. File → Import をクリックします。

LCD09.jpg

2. General -> Existing Projects into Workspace を選び Next をクリックします。

LCD10.jpg

3. Browse をクリックし、展開したディレクトリ(d-amp-lcd)を指定します。I2C-AMP-430, I2C-LCD 共にチェック・マークを入れておきます。もし、展開したディレクトリではなく workspace にコピーを作って作業するときには、Copy projects into workspace にチェックを入れておきます。Finishをクリックするとインポートが完了です。

LCD11.jpg

4. Build -> Build All をクリックし、コンパイルします。

LCD12.jpg

■液晶表示基板の MSP430(L) にプログラムを書き込む
 PC の Code Composer Essentials は build が終わった状態にしておき、以下のようにします。

1. ez430 と液晶表示基板をつなぎます。紹介したケーブルと同じものを作った場合には3ピンのコネクタと1ピンの両方を基板に挿します。液晶は取り付けますが、アンプ基板とはつなぎません。

LCD13.jpg

2. ez430 を PC の USB ポートに挿します。

3. I2C-LCD が Active project になっていない場合は、プロジェクト名を右クリックして、Set as Active Project をクリックします。

LCD14.jpg


4. Run -> Debug Active Procject をクリックします。

LCD15.jpg

5. しばらく待ちます。

LCD16.jpg

6. Advanced Run をクリックしてプログラムを実行します。液晶に文字が表示されるので、半固定抵抗を回し表示コントラストを調節します。バックライトの電源(5V)をつないでいない場合には見にくいかもしれません。その場合には後でもう一度調整します。

LCD17.jpg

7. 液晶表示を確認したらTerminateをクリックしデバッグを終了します。このとき MSP430 のプログラムは動作したままです。USBケーブルを抜きます。

LCD18.jpg

8. 右上のC/C++をクリックして元の画面に戻ります。

LCD19.jpg

■ディジタル・アンプ基板の MSP430(A) にプログラムを書き込む
 まずI2C-AMP-430プロジェクトの先頭で右クリックをし、メニューの Set as Active Project をクリックします。そして以下の手順で書き込みます。


  1. eZ430 とディジタル・アンプ基板をつなぐ。紹介したケーブルと同じものを作った場合には3ピンのコネクタのみをディジタル・アンプ基板に挿します。
  2. eZ430 を PC の USB ポートに挿し、ディジタル・アンプ基板の電源を入れます。
  3. 液晶表示基板への書き込みと同様に、プログラムを書き込み、実行します。正常にボリューム操作などができれば OK です。さきほどと同様にデバッグを終了します。
  4. ディジタル・アンプ基板の電源を切り、eZ430 を USB ポートから抜きます。

 ここまで完成したら、アンプ基板と液晶表示基板の間で、VCC(3.3V), GND, SDA, SCL をつなぎ、キャラクタ液晶のバックライト用の5VとGNDもアンプ基板につなぎます。無事動作すれば完成です。あとは、お気に入りのケースに入れれば OK です。

光永 法明

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宇都宮市在住:

貴社の企画されたフルデジタルアンプに、SACD176.4Khz/24bitのデータを入力してみました。
すばらしいアンプを企画いただきまして、楽しいかぎりです。
詳しくは、http://blog.so-net.ne.jp/7Penguin_village/でご覧ください。

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2009年4月 1日 09:49に投稿されたエントリーのページです。

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