オーディオシステムの特性チェック
PCオーディオを検討するに当たって、再生システムの状況を確認するための音源を用意します。PCが中心の仕組みですので、今回は電子回路のシミュレーション・ソフトの信号源作成の機能を利用することとします。
LTspiceを使う
オーディオ・テスト用の信号発生のソフトもありますが、ここでは、リニア テクノロジー社が無償で提供している電子回路のシミュレーション・ソフトを利用します。
このLTspiceは、無償で提供されている電子回路のシミュレーション・ソフトですが、利用するにあったって機能の制限はなく、機能強化も頻繁に行われています。リニアテクノロジー社のデバイスの多くが、実際の回路を組む前にこのLTspiceによりPC上で回路の動作を確認することができます。多くの電子回路のシミュレーション・ソフトは高価で、無償で提供される評価版もありますが、シミュレーション条件に制限が設けられています。
LTspiceは最近「LTspice入門」(CQ出版)も発売され、初心者でも容易に入手し利用できる環境が整ってきました。今回、インストール、基本的な使い方はそちらを参考にしていただき、オーディオ・システムのチェックのためのテスト信号をWaveファイルとして作成します。
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位相の違いの確認
ステレオの再生では、左右のスピーカの位相を合わせています。左右の位相を反転させて、どのように聞こえるか試してみます。
電圧源で作成する正弦波の仕様を設定する項目の中に、位相の遅れを指定する項目があります。次に示すように、Phi[deg]の項目に180を指定すると180度位相が遅れた正弦波が得られます。
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再生音のチェック
正弦波などを利用したテスト用の信号源の作成はLTspiceでも作成でき、その他にもフリーのオーディオ用のテスト・プログラムを利用できます。
再生音のチェックは、最終的には耳ということになりますが、その裏づけとなる客観的なデータで確認できるとより納得できます。
スピーカの出力特性の自動調整
ヤマハのAVアンプのカタログを調べていましたら、サラウンド・システムの各スピーカの出力を実際の部屋の音場に合わせて自動的に調整する機能(YPAO、Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)が用意されていました。オプティマイザ・マイクを実際のリスニング・ポジションに置き、AVアンプのオプティマイザ・マイク入力部に接続しテストを行うと、いろんなテスト信号をモニタして最適な音場の設定ができるそうです。
現在使用しているヤマハのAVアンプは耳で確認しながら、各スピーカの調整を行いました。現有のAVアンプは5.1チャネルまでで、7.1チャネルまでのサラウンド・システムに更新したいので、更新できるように努力します。
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