パワー・アンプの初段
オーディオ用のパワー・アンプを製作するためのシミュレーションを紹介します。
製作するパワー・アンプは定数の変更で10W~50Wくらいまで対応できる回路を設計します。
あまり凝らず、少ない部品点数で再現性に優れた回路を目標にしています。
シミュレータはトランジスタ技術の付録CDに入っていたPSpice Ver10 評価版です。これに、電子回路シミュレータPSpice入門編のCDに入っているTRAGIライブラリを組み込み使用します。
● シミュレーションの準備(2SK117BLのモデリング)
入力にコンデンサを使いたくないので、パワー・アンプの初段は入力電流が極少ない、FETにします。
初段は雑音が混入しにくい差動増幅器にします。差動増幅器には特性が揃って、直流ドリフトの少ないデュアルFETを使いたいのですが、入手性の良かった東芝製がすべて製造中止です。しかたないので、初段のFETは入手性とgmの大きさから東芝の2SK117BLを選びました。
