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最近の受信機事情 (その2)

 前回に引き続き、AR-ALPHAの特徴を説明していきます。

(2) 高速フーリエ変換処理
 高速に電波源を探知するために、10.7MHz±5MHzのディジタル化された信号は、写真5のようなDSPを使って高速フーリエ変換されます(以下FFT)。そのスペクトル強度の結果は、写真6のような大型のTFT液晶画面に、スペクトル・アナライザのように表示されます。
 これと同じ機能はSR2000Aにもありますが、AR-ALPHAの場合は、最大スパンが1GHzであることなど機能的にSR2000Aの上位バージョンとなっています。


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<写真5>

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<写真6>
 

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投稿者: yoshida :2008年2月26日 14:29 | コメント (0) | トラックバック (0)

最近の受信機事情 (その1)

1 聞くから、見る、調べるへの変化

 受信機といえば、短波放送を受信したり、無線で交わされる音声をモニタするなど、「聞く」イメージがあります。しかし、近年無線の応用が広がり、そのイメージは大きく変わりつつあります。理由はいくつかありますが、
(1) 音声以外の無線利用の増加
 IT社会になり、通信インフラの一部として、無線によるデータ通信が広く使われるようになりました。たとえば写真1のような無線LANです。この信号を受信機で音としてモニタしてもあまり意味がありません。

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写真1

(2) 無線のディジタル化
 電波の有効利用ということで、世界的な傾向で無線のディジタル化が急ピッチで進んでいます。従来のAMだとかFMのような世界どこにいっても使える標準的な変調ではなく、ディジタル無線の規格は国や地域など一般論で述べることは不可能になってきています。またディジタルでは秘話を掛けることも多く、汎用受信機で音声をモニタすることはできなくなってきています。

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投稿者: yoshida :2008年2月25日 17:54 | コメント (0) | トラックバック (0)

別冊CQ ham radio No.3 好評発売中!(2月19日)

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別冊CQ ham radio No.3

特集テーマ

電線でアンテナを作ってオンエアする

ワイヤ・アンテナとチューナ活用

ワイヤーを使ったアンテナ実例
ベランダ設置のアンテナチューナー
屋内用ATUの屋外仕様化
VHFヘンテナほか

特別企画 : 無線機インターフェース

目次はここをクリック

バックナンバー発売中
No.1 GPS/画像/文字の通信にチャレンジ (秋号)
No.2 簡単トランスミッを作る
  (冬号)

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投稿者: tominaga :2008年2月21日 10:39 | コメント (0) | トラックバック (0)

垂直T2FDのMMANA解析

別冊CQ hamradio No.3に掲載した「垂直T2FD」の解析をMMANAで行いました.
T2FD-004.JPG


諸条件として,周囲に何もない理想的状態に設置したと仮定し,どのような挙動をするか,シミュレーションしてみます.
T2FD-003.JPG

垂直T2FDのMMANAデータはこちら


これは,記事掲載した全長20mのT2FDアンテナ(垂直に設置)です.
次の2つについてシミュレーションしてみます.

(1)アンテナ長は変えずに,地上高を上げていった場合(Wは折り返しエレメント間の幅)
T2FD-002.JPG不思議なことに,SWRはほぼ変化しません.地上高が高くなった分,打上角が低くなっていく傾向がわかります.
逆にハイバンドは,地上高を上げると打上角が上がっていきました.これは,波長と地上高の関係ではないかと推察しています.


(2)地上高は10mに固定して,アンテナの大きさを変化させた場合
T2FD-001.JPG

アンテナ長によっては,SWRが好ましいくない周波数が現れます.
アンテナ長が10mでは,ブロードバンドアンテナと呼ぶには辛く感じがしますが,長さ15mあれば1.8MHz帯も送信可能のようです.

T2FDのアンテナ諸元から長辺は最低使用周波数の1/3λなので,アンテナ長15mだとλ=45m,7MHz(40mバンド)以上の周波数を想定したアンテナと判断できますが,それでも1.8MHzや3.5MHz帯ではどうにか利用できるようです.
少しSWRの高い周波数も出てきますし,実際の使用においては,建物やタワーなどが存在してこのシミュレーション結果は崩れますので,リグの保護のためにもアンテナチューナーの併用を検討するほうがよいと思います.

 


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投稿者: takeshi :2008年2月20日 18:34 | コメント (0)

別冊CQ ham radio No.3-----2月19日発売です

No.3 特集「ワイヤ・アンテナとチューナ活用」
特集・Part2に掲載されている製作実験の例として,手軽に張れる「こだわりの3.5MHzスローパ」,および垂直設置したマルチバンド対応「T2FD」の各アンテナを解析ソフトMMANAでシミュレーションしたビームパターンと,元パラメータ(データ)をご紹介します.詳細は,別冊CQ ham radioNo.3をご覧ください.
このパラメータは,解析ソフトMMANAを使って開くことによって詳細を見られます.パラメータをそれぞれの環境に変更し,再シミュレーションを行うこともできす.

80SLOPER01.jpg

手軽に張れる3.5MHzスローパ

3.5MHzスローパのMMANA用データ


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垂直に設置したマルチバンド対応「T2FD」

対直に設置したT2FDのMMANA用データ


別冊CQ ham radio 2月19日発売です!

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投稿者: tominaga :2008年2月 1日 14:36 | コメント (0) | トラックバック (1)