2008年2月20日

垂直T2FDのMMANA解析

別冊CQ hamradio No.3に掲載した「垂直T2FD」の解析をMMANAで行いました.
T2FD-004.JPG


諸条件として,周囲に何もない理想的状態に設置したと仮定し,どのような挙動をするか,シミュレーションしてみます.
T2FD-003.JPG

垂直T2FDのMMANAデータはこちら


これは,記事掲載した全長20mのT2FDアンテナ(垂直に設置)です.
次の2つについてシミュレーションしてみます.

(1)アンテナ長は変えずに,地上高を上げていった場合(Wは折り返しエレメント間の幅)
T2FD-002.JPG不思議なことに,SWRはほぼ変化しません.地上高が高くなった分,打上角が低くなっていく傾向がわかります.
逆にハイバンドは,地上高を上げると打上角が上がっていきました.これは,波長と地上高の関係ではないかと推察しています.


(2)地上高は10mに固定して,アンテナの大きさを変化させた場合
T2FD-001.JPG

アンテナ長によっては,SWRが好ましいくない周波数が現れます.
アンテナ長が10mでは,ブロードバンドアンテナと呼ぶには辛く感じがしますが,長さ15mあれば1.8MHz帯も送信可能のようです.

T2FDのアンテナ諸元から長辺は最低使用周波数の1/3λなので,アンテナ長15mだとλ=45m,7MHz(40mバンド)以上の周波数を想定したアンテナと判断できますが,それでも1.8MHzや3.5MHz帯ではどうにか利用できるようです.
少しSWRの高い周波数も出てきますし,実際の使用においては,建物やタワーなどが存在してこのシミュレーション結果は崩れますので,リグの保護のためにもアンテナチューナーの併用を検討するほうがよいと思います.

 


タグ:  

投稿者: takeshi 日時: 2008年2月20日 18:34 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ