航空(ACARS)・気象(FAX)・海上(NAVTEX)データ通信表示ソフト
「フリーソフトを使いこなそう」シリーズ(CD-ROM付)に新刊です.
飛び交う電波が可視化できたら
そんな願いを叶えてくれるソフトウェアまとめた1冊が登場しました.本書は,航空・気象・海上の情報データ通信を受信のためのセットアップから受信テクニックまで詳細に書かれています.
ACARS(Aircraft Communications Addressing and Reporting System)
民間航空機と基地局との間で運行情報(地点や経路)などの通信を行う情報システムによって集められた情報は,各航空会社のコンピュータに配信されています.このシステムのうち,電波の部分(航空機と地上基地局間で行われている通信)をエアバンド受信機とパソコンを使って画面に表示させることができる「KG-ACARS」の使い方を本書では解説しています.航空管制無線の受信と併用して運行状況を見るリアリティが体感できます.
気象FAX
広域日本地図に濃淡のある水蒸気がかかった映像(衛星雲写真という)や,天気予報図(地上解析図という)をテレビ放送の天気予報で見たことがあると思います.気象庁では,短波を使って,船舶向けにこれらの画像を送信していますが,短波受信機(電波型式SSB)とフリーソフト「KG-FAX」を使って自宅でも受信できます.本書には,短波特有の伝搬などを考慮した,きれいな画像を受信するテクニックも書かれています.
海上航行警報NAVTEX
正式名称を「水路通報及び航行警報・気象情報」といいます.中波を利用して,海上保安庁から船舶向けに文字放送として配信されている情報で,20t以上の大型船舶には,NAVTEX設備が義務づけられているそうです.情報の内容は,故障船舶/漂流物の位置/港湾の建設工事などに伴う注意/海底火山活動のよる海面の変色など,船舶の航行における様々なもので,インターネットサイトや携帯電話向けサイトでも配信されています.中波受信機(SSB必須)とWIN-RTTYを組み合わせて,本書で受信にチャレンジしてみるとよいでしょう.
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無線機コントロール・ソフト Ham Radio Deluxe
「フリーソフトを使いこなそう」シリーズ(CD-ROM付)に新刊です.
Ham Radio Deluxe(以下HRD)は,HB9DRV Simon Brown作のリグ・コントロールソフトで,周波数/メモリー/ファンクショウンなどの制御ができます.現在入手可能なメーカー製トランシーバーのほとんどに対応しています.HRDでは,リグに応じた設定と機能がデフォルトで準備されています.
HRDには,リグ・コントロールのほかにも,数多くの便利機能が備わっています.例えば,DXクラスタ機能に表示されたDX局名を選択してGoogle Earthの画面上に表示させたり,パソコンのパラレルポートを使用して外部機器をON/OFF制御したり,通信衛星を追尾したり,と単なるリグ・コントロールを超越した機能が満載です.
HRDは,英語表示です.導入のツボをおさえた本書は,初めてHRDに触れる方でも簡単に使いこなせるための日本語バイブルとして,必ず役立つ1冊です.多彩な機能のすべてが記載してはいませんが,誰もが興味を持つと思われる部分を厳選した図解で,わかりやすくまとめられてます.
ブログッ子も,HRDを活用していますが,便利なコマンドを本書で発見して,さらに使い勝手のよいシステムとして離せなくなりそうです.
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最近の受信機事情 (その3) 最終回
前回に引き続き、AR-ALPHAの特徴を説明していきます。
3.ゼロIF
アナログの信号処理では、図1のようなダブル・スーパーへテロダインとなっています。しかしアナログの10.7MHzのIF信号をディジタル化した後、実はもう一度ディジタルで周波数変換しています。これを含めると、トリプルスーパーヘテロダインになります。この第3段目のIF周波数はゼロ(DC)です。
アナログ信号処理でも、図3のようにしてI/Qで周波数ゼロのIFを作ることは可能です(ダイレクト・コンバージョンと呼ばれる)。しかし、DCオフセットという厄介な問題があり、普通ではなかなか使えません。またアナログ回路で、DCを精度よく安定に処理することは、とても難しい技術です。しかし、これをディジタル(FPGA)で周波数ゼロのI/Qに落とせば、DCオフセットの問題は解決できます。
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投稿者: yoshida :2008年3月 5日 12:02 | パーマリンク|コメント (0) | トラックバック (0)