CCS-Cコンパイラがコンパイルに成功すると、HEXファイルが生成されます。このHEXファイルをPICに書き込むには、秋月電子で販売しているPICライタや、マイクロチップ社のPIC STARTPLUSを使用します。
■ MPLAB IDEとは?
Microchip社が無償で配布しているPIC書き込み用統合環境ソフトをMPLAB IDEといいます。Microchip社のホームページよりダウンロードすることができます(2007.6.13現在の最新バージョンは7.60です)。
このMPLABの中から同社で販売している専用書き込みPICSTART Plusを使ってPICへHEXファイルを書き込むことができます。サイトからダウンロードした後、パソコンにインストールしてください。
■ PICSTART Plusとパソコンの接続
次にパソコンとPICSTART Plusを接続します。接続はシリアルのRS-232Cを使います。
■MPLABとPICSTARTの接続
MPLABを起動します。起動後、メニューより、
![]()
Programmer→Setting→Communications

COMポート5を 選択しました
を選択し、PICSTART Plusを接続したCOMポートを設定します。
Programmer→Select Programmer→PICSTART Plus
を選択します。
を選択し、ウインドウの下方でEnablingと表示されている緑色のバーが伸び、下のようなメッセージが出れば、MPALBとPICSTARTの接続は成功し、正常に起動しました(*1)。
A newer version of the PICSTART Plus firmware operating system is available, and may be required for programming some devices. The newer version is located in your MPLAB IDE\PicstartPlus directory. Refer to the topic, 'Upgrading the PICSTART Plus Operating System' in the PICSTART Plus Help file for instructions. PICSTART Program\Verify Report 13-Jun-2007, 15:12:07
COMポートの選択に失敗すると、
「Com port 2 could not be opened」
のように失敗のメッセージが出るので、ほかのCOMポートを試してください。
■デバイスの選択
Configure→Selct Device

デバイスに16F84Aを選択します。PICを変えるときは、ここを忘れないように変更します。
PICSTART PlusのソケットにPICをセットして書き込みます。レバーを下げるとソケット内がフリーになります。レバーがある側にPICの切り欠きを合わせます。PICの位置はレバー側合わせます(16f84Aは18Pの位置になる)。レバーを下げるとPICがロックされて準備完了です。
■ MPLABによる書き込み
MPLAB IDEとPICSTART Plusが正常に接続され、書き込むPICに合わせたデバイスの選択が終了し、PICが書き込み器にセットされました。いよいよ書き込みを行います。
メニューより、
CCS-Cでコンパイルされた書き込み可能なHEXファイルが表示されます。書き込むファイルを選択して、開くボタンを押してください。もし、ここに表示されない場合は、コンパイルがうまくできていないので、再度やり直します。成功するとHEXファイルをロードした、というメッセージが表示されます。
書き込みの前に、赤丸で示した「Erase Flash Device」アイコンをクリックして、PICの内容を全消去します。新品のPICでも動作確認をかねて行います。
![]()
消去の正常動作を確認したら、赤丸のProgramをクリックします。ウィンドウ下に書き込み中を示す緑のバーがでます。バーが右端まで達すると同時に、
Device Type: PIC16F84A Address Range 0-29Programming/Verification completed successfully!
このようなメッセージがでれば書き込みが正常に終了しています。
異常終了の場合は、エラー・メッセージが出ます。PICが壊れている可能性があるので、別のPICに交換して再度試してください。
■ PICライタとパソコンとの接続
PICSTART Plusおよび秋月ライタとパソコンの接続は、RS-232Cによるシリアル接続です。デスクトップ・パソコンはRS-232Cを装備しているマシンがほとんどですが、ノート・パソコンや薄型パソコンは装備していないケースが多くなっています。その場合は、USB→シリアル変換ケーブルも一緒に購入してください。問題なく使えると思います。
PICへの書き込みは完了しましたか? 次回は秋月電子より販売されているPIC Programmerを利用しての書き込みを説明したいと思います。
【訂正】(*1) 2007/07/25 15:16 PICSTART Plusが正常に起動した場合、以下のようになります。 メッセージはなにも出ません。
(この画面が出た場合、PICSTART Plusのファームウエアをアップグレードすることができます。)
A newer version of the PICSTART Plus firmware operating
system is available, and may be required for programming
some devices. The newer version is located in your
MPLAB IDE\PicstartPlus directory. Refer to the topic,
'Upgrading the PICSTART Plus Operating System' in the
PICSTART Plus Help file for instructions.
PICSTART Program\Verify Report
13-Jun-2007, 15:12:07

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コメント (2)
老婆心ながら。。
>下のようなメッセージが出れば、MPALBとPICSTARTの接続は成功し、正常に起動しました。
>A newer version of the PICSTART Plus firmware operating system is available, and may be required for programming some devices. The newer version is located in your MPLAB IDE\PicstartPlus directory. Refer to the topic, 'Upgrading the PICSTART Plus Operating System' in the PICSTART Plus Help file for instructions.
とありますが、アップデートを促すメッセージですので解説に使うのには、ちょっとわかりにくいかもしれませんね。
投稿者: shiba | 2007年7月24日 16:05
日時: 2007年7月24日 16:05
shibaさま、ご指摘ありがとうございました。
説明を補足しました。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿者: yoshida | 2007年7月25日 16:17
日時: 2007年7月25日 16:17