写真をご覧ください。PIC12F683にはピンが8本しかありません。16F84Aは18本もあったので、機能が劣るような感じを受けます。でも、実は683のほうが多機能マイコンなのです。
入出力:6ポート
セラロック(外部発振子):不要
A-Dコンバータ機能、PWM機能あり
メモリ:2Kバイト(16F84Aは1Kバイト)
入出力ポートが少ないのが残念ですが、その分小型になっていて製作物に組み込むのに最適です。最新の機能内蔵しているため、ほかの多ピン多機能PICマイコンへの入門にも最適だと思います。この連載では16F84Aを使ったPIC基本ボードの製作の後、実際にインドアプレーンを操縦する2ch赤外線送信機と受信機に使用する予定です。
■ A-Dコンバータ
<ジョイスティックの動きをPIC12F683のA-Dコンバータ機能で読み込む>
16F84Aは1、0のディジタル信号のみを扱うことができます。12F683では0~5Vの信号を取り込んでディジタル信号として出力するA-Dコンバータ(アナログ-ディジタル変換)機能が内蔵されています。この機能を活用すると、ボリュームの位置を読み込んでPICに入力する、なんてことが簡単に実現できてしまいます。
<PIC12F683のPWM機能を使ってインドア・プレーンのモータを制御する>
電池をモータに接続し、ONにするとモータは勢いよく回転します。切ると止まります。
では、高速に切ったり入れたりするとどうなるでしょうか?。答えは・・・見かけ上、回転が遅くなります。電圧は一定のままでON/OFFを繰り返すことで速度を制御することをPWM(Pulse Width Modulation=パルス幅変調)と呼んでいます。
実はこのPWM機能はソフトウェアでも実現できますが、ほかの処理プログラミングとのかねあいもあって、調整が大変です。その便利なPWM機能を12F683はハードウェアで実現してくれています。
■ 上手に使いましょう
PICはピン数、機能に応じてたくさんの種類がラインナップされています。値段も200円以下から1000円を超えるものまで様々です。自分のやりたいことを実現してくれるPICを見つけて、上手に使いましょう。
PICについての説明はこれで終わりです。次回から、電子回路の基礎知識について説明します。

PICマイコンでつくるインドア・プレーン
みんなで作ろうインドア・プレーン