« DDSチップでいろいろ遊んでみる   --第5回-- | メイン | SOS ICで遊ぶ(1) »

555で遊んでみる(5)

555-5.gif

 LEDを点滅させること以外にも、555の発振周波数をもっと高くすれば、圧電サウンダを鳴らすこともできます。
 この回路は、「検知線」が切れると「ピー!」とブザーが鳴り出す「断線ブザー」です。検知線が導通している間は、”555”の4ピンは0Vになので、ICは動作しません。したがって、圧電サウンダから音は出ません。
 検知線がなにかの理由で切れると、4ピンが1MΩの抵抗を通して3Vとなるので、ICが動作を始め、圧電サウンダは「ピー!」と鳴ります。
 回路図のように半固定抵抗を付けておくと、音の周波数(音の高低)を調節できます。図の定数で、およそ330Hz~6.5kHzの間(実測値)で可変できます。
 実際に音を変えてみるとわかりますが、ある音の高さで、音が大きくなります。これは、圧電サウンダには「共振周波数」があって、この周波数で鳴らすと、効率良く音を出せるためです。
 検知線として細い銅線を張り巡らせて、何らかの原因で切られたら鳴るようにしたり、あるいは検知線の部分にリード・スイッチを入れて磁石が近づいたり離れたりすることで鳴ったり止まったりするように工夫すると、ドアの開け閉めの確認などができるようになります。
 音をもっと大きくしたい場合、3Vでなく006P電池の9Vなどで動作させても良いでしょう。CMOS型の555を使用すれば、回路の消費電流は、ブザーが鳴っている場合0.5mA、鳴っていない場合は0.1mA弱ですから、電池でも長時間動作します。(9Vで動作させても、消費電流は倍程度です)
 バイポーラ型の555(NE555とかLM555など)は、スピーカーを直接鳴らせるほどの大きな出力電流が取れますが、電源電圧として最低でも5V程度必要ですし、ICだけで数mA消費してしまうので、電池で動作する回路では、CMOS ICの低電圧動作、低消費電流は魅力的です。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.eleki-jack.com/mt/mt-tb.cgi/1178

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメ ントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)