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(再)PICマイコンの書き込み器の話題(3)

 これは掲載済み「連載 書き込み器の話題をメインにしたPICマイコンのソフト開発(2)」の前半を再掲載するものです。

 純正のPICマイコン用の新しい書き込みアダプタ「PICkit 2 Starter Kit」の紹介です。
 ソフトについては次回に説明します

 前回は、PIC用簡易ICSPフラッシュ書き込みプローブ(JDMプログラマ) Ver.2(ICSP-V2アダプタ)を紹介しました。
 マイコンに書き込みを行うライタは「新しいデバイスがサポートされるメーカ純正のもの」と思っている人も多いでしょう。そんな中、マイクロチップ社が今後主力にするであろうPICライタに「PICプログラマ&デバッガ」に「PICkit 2プログラマ」があります。
 この商品は現行のシリアル・ポート接続のPICSTART-Plus書き込み器から、価格を下げたUSB接続のPICライタ(書き込みアダプタ)のように見えます。商品構成としてアダプタとPICマイコンのデモ・ボードと組み合わせた「PICkit 2 Starter Kit」や「PICkit 2 Debug Express」があります。また「PICkit 2 Only」としてアダプタ単独の商品や、28ピン・マイコン用デモ・ボードなどの販売もあるようです。
 各商品とも同じアダプタなので、これをここではPICkit2プログラマと呼ぶこととします。
 PICkit2プログラマを使ったデバッグ機能は、商品「PICkit 2 Debug Express」で試すことができます。そのままオンチップ・デバッグできるのは、PICマイコン内にデバッグ機能をもった特定のPICマイコンに限ります。これを使ってデバッグできるのはこれからのようです。

●「PICkit 2 Starter Kit」の紹介
 エレキジャック協力店でもある(株)マルツ電波 マルツパーツ館にて「PICkit 2 Starter Kit」を入手しました。これは、PICkit2プログラマ(アダプタ)と8ピン/14ピン/20ピンのPIC対応デモ・ボード がセットになったものです。ほかにUSBケーブルとCD-ROMが2枚添付されています。CD-ROMの1枚はちょっとバージョンが古いMPLAB V7.4(最新版はマイクロチップ社ホームページにあり)と、もう1枚はPICkit 2のプログラムや説明書(ユーザ・ガイドなど)が入っています。
 CD-ROMには学習用プログラムも入っており、デモ・ボードでソフト開発手順の学習や実行して試すことができます。現在の開発ツールMPLAB V7.5バージョンでは、プログラム(書き込み)のみ対応しています。

アダプタ/デモ基板/CD-ROM/USBケーブル

 まず、PICkit2プログラマは先に述べたようにUSBインターフェースをもつPICライタ(書き込み器)です。上部にはPower、Target、BusyのLEDが見えます。

PICkit2プログラマ

 8ピン/14ピン/20ピンのPIC対応デモ・ボードは、筆者にはなじみのないPIC16F690が搭載されています。PICkit2プログラマとこのボードは、ICSP(In-Circuit Serial Programming)でデモ・ボードに接続してマイコンに書き込むことができます。書き込んだ後はそこですぐ実行できます。

kiban_IMG_2241.jpg 

 PICkit2プログラマとPICマイコンのデモ・ボードとの接続は、写真に示すように一般的な6ピンのピン・ヘッダを使います。三角マークは1番ピンを表してしています。このコネクタは、図で示すようにICSP仕様のピン配置になっています。ICSPコネクタ6番ピンのAUX端子はPIC12F629/675、PIC16F630/676などを使用する際、RA4/T1G ピンに接続してクロック調整に使うようです。それ以外マイコンでは、接続しなくてよいようです(ICSP仕様のコネクタはユーザ・ガイドから転載)。

アダプタとデモ・ボード

ICSP仕様のコネクタ


 CD-ROMに含まれるソフトをインストールした時点で、PICkit2プログラマがサポートするPICマイコン一覧がREADME.TXTに書かれています。その内容は次のとおりです。ただし、今回のデモ・ボードでは8ピン、14ピン、20ピンのPICマイコンでのみ書き込みおよび動作確認ができます。現在ポピュラな18ピン・マイコンはこのデモ・ボードでは書き込めません。

 PICマイコン・サポート状況一覧表(2006年3月README.TXT)


 また、サポート・マイコンの最新情報は同社のWebページに掲載されています。「PICkit 2 Development Programmer/Debugger 」 最新版にアップデートすることで、サポート・マイコンが増加します。

 

後田 敏

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