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コンフィグ・ワードなしのHEXファイルをPICマイコンに書く(2/2)

 前回はMPLABを使って、Configワードを追加したHEXファイルを作成しました。今回は、PICkit-2ライタの専用書込ソフトを用いて、そのHEXファイルをマイコンに書き込んでみます。
 そして、書き込まれたマイコンは実際の基板で動作の確認をします。

 ・PICkit-2アダプタ用の単独の書込ソフト(V2.50)の説明書
    PICkit 2 Programmer/Debugger User's Guide (pdf 2.1MB)

 

3.PICkit-2ライタで書き込む
 ここでは比較するためMPLABで書き込んだPIC16F648Aマイコンと違う、別のものを準備し、書込用アダプタに取り付けます。なお、書き込むときの接続は、MPLABのときと同じです。

08515IMG_0320.jpg

 PICkit-2ライタの専用書込ソフト(PICkit 2 Programmer application)を起動します。そして、次の手順でマイコンに書き込みます。

1)マイコンの消去
 書込ソフトを起動したら、これから書き込むマイコン名PIC16F648Aやデバイス電圧5Vなど、正しいか確認します。
次に、念のために「Erase」ボタンを押して内容を消去します。

2)HEXファイルを読み込む
 「File」メニューの「Import HEX」で、先ほどMPLABで作成・保存した「Configワードの入ったHEXファイル」を読みます。

08515cnf06a.JPG

3)マイコンに書き込む
 「Write」ボタンを押して書き込み、完了したら、念のため「Verify」ボタンを押して確認します。それぞれ正常に処理されたか画面にメッセージが表示されます。

08515cnf06b.JPG

 これで書き込まれたマイコンは2個となりました。

4)AKI-PICライタで書き込む

 念のために、秋月PICライタ(通称AKI-PICライタ)で書き込んだマイコンとこれらを、「Verify」を実行して確認したところ、エラーはなく、同じ内容でした。


4.動作確認
 MPLABとPICkitー2書込プログラムで作成した2個のマイコンは、実際の基板に搭載して動作を確認します。確認する基板は、次の写真のようにLEDをマイコンの周りに配置し接続したものです。


08515IMG_0321.jpg


 その結果は、どちらで書き込んだマイコンもうまく動作しました。


5.書込用アダプタ
1)書込用アダプタの自作について
 何度か書いていますが、標準的な18ピンPICマイコン用の書き込み用アダプタは簡単に自作できます。18ピンPIC専用アダプタを下記の写真(左側)に示します。
 一方、新しいPICで8ピン、14ピン、20ピンのものは書込ピンが同じピン位置に統一されています。このために、大きなソケットを準備するだけで簡単に作れるようです。
 写真右は統一ピンIC専用の書込アダプタです。とはいうものの、筆者は20ピン・マイコン16F690の書込のみ動作確認しています。ほかのマイコンはまだ未確認です。

 

08515IMG_0318.jpg2)市販品 書込用アダプタ
 ニュースにあるように、共立電子の店エレショップでは写真の「PICkit2用の書き込みアダプタ(PK2ADP)」が発売されています。
 

08515IMG_0342.jpg

 この書き込み用アダプタは、20ピンのPICマイコンはサポートしていません。また、書き込み時に不安定なエラーがでるようでしたら、PGM端子部分に10kΩの抵抗でプルダウンしてみてください。PICkit-2ユーザ・マニュアルの中には次のようにプルダウン抵抗の記述があります。
*If some parts are configured for Low-Voltage Programming,
*a floating PGM pin can interfere with programming.
*Use a resistor to pull this pin low when programming.

 

参考
1)できあがったHEXファイルの比較
 MPLABでConfigワードを追加したHEXファイルは元のファイルと比較して大幅増加しました。
   元のファイル・ザイズ 309バイト ===>追加後のサイズ 24,556バイト

2)ソース・ファイルにConfigワードを入れる方法
 アセンブラ・ソースにおいてConfigワードをHEXファイルに入れるには「__Config」文をテキストに追加します。その文の後ろに指定するパラメータはINCLUDEファイルに定義されています。



後田敏

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