PICkit-2アダプタ(PICkit 2 Development Programmer/Debugger)用の単独書込ソフト(V2.50)を使って、別の機能を試してみます。このソフトはマイコンの書き込みだけではない、いろいろなことができるようです。
今回は、その中の一つ、ロジック・アナライザ機能を試してみます。
なお引き続き、PICkit-2アダプタ本体をPICkit-2ライタと呼ぶことにします。
1.準備
「ロジック・ツール」機能の説明書は下記のリンクのほか、プログラムのHelpにも登録されています。
ロジック・ツールのユーザズガイドはここ
ロジック・アナライザは一般的にロジアナとも呼ばれ、回路電圧の高低(ロジック・レベル)を時系列に表示するものです。今回試すロジアナ機能は、3チャネル分の電圧レベルを時間軸にならべて見ることができます
ロジアナとして使うには、観測する回路とPICkit-2ライタを接続するケーブルを準備します。コネクタからのケーブルの信号対応は、ユーザ・ガイド内にあります。簡単には、起動した画面にも下記の図のように配線表(抜粋)があります。
このように、PICkit-2ライタのコネクタ4番5番6番ピンを使って、3チャネルのロジック信号を見ることができます。
接続ケーブルは、L型ピン・ヘッダ(シングル)とICクリップ・ピンの簡単なものを作ってみました。ピン数は別の目的でも使いますので、6ピンに作ってあります。
2.パルス発生器で試す
波形観測はSPG8651B(廃番のIC)を使った、手持ちのパルス信号発生IC回路の出力を使ってみます。
1)ケーブル配線
次の写真のように、PICkit-2ライタからのCH1のICクリップ(白)はパルス信号発生ICの出力に接続します。PICkit-2ライタからのVDDとGNDケーブルは、この信号発生回路の電源/GND端子に接続して、+5Vを供給します。
2)電源設定
まず、PICkit-2書込ソフトを起動し、信号発生IC回路に電源を供給するように設定します。5Vを供給するには、画面のように「VDD PICkit 2」の「on」にチェックを入れます
3)アナライザを起動する
ロジアナ機能の起動は、書込ソフトの「Tools」ニューから「Logic tool」へ、さらに「アナライザ・モード」にします。下記の画面にならない場合は、画面右上のModeにある「Logic」と「Analyze」の「Analyze」ボタンを押すと画面が切り替わります(画面クリックで拡大)。
4)動作モードを設定
測定のためのトリガ(Trigger)やサンプル・レートなどは、画面の下半分のエリヤで設定します。
5)実行
RUNボタンを押すと、常時動作しているこの回路ではすぐにトリガがかかって波形が表示されます。
信号発生回路の都合や測定の設定などにより、この表示のままで停止し、うまく波形が表示されなかったりします。
結構、この機能は面白いので興味のある方は説明書をお読みください。
次回の後編は、実際に役に立ちそうな信号波形を見てみます。
