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HC08マイコンの使い方QY4A編 -
《4》 CodeWarrior と開発ツールを準備しよう


 フリースケールの HC08マイコンを使った電子工作を始めるためには、二つの準備が必要です。一つはソフトウェア面の準備で、パソコン上でプログラムを書いたりコンパイルしたりデバッグするために使う 統合開発環境 と呼ばれるソフトウェアをパソコンにインストールすること。もう一つはハードウェア面の準備で、HC08マイコンとパソコンを接続してプログラムをマイコンに書き込んだりデバッグするために使う 開発ツール を用意することです。
 

 

 

【 統合開発環境 CodeWarrior の入手とインストール 】
 統合開発環境 (IDE) は、フリースケールから提供されている CodeWarrior(コード・ウォリア)を利用します。本来これはプロ向けの本格的な C/C++ 開発ツール群で、もちろん有料なのですが、機能を少し限定した Special Edition(スペシャル・エディション) が無料で利用できます。この Special Edition は、ANSI C準拠の使いやすいCコンパイラ も含まれており、しかも 使用期限がありません から安心して利用することができます。
 幸いにして CodeWarrior のインストールに関しては、田中範明さんがこのエレキジャックのWebサイト上で解説をしてくださっているので、そちらを参考にすることができます。

 なお、下記の参考記事では CodeWarrior for Microcontrollers (CodeWarrior for MCUs とも表記される) のバージョンが V6.1 ですが、現在(この記事の執筆時点)では V6.2 が最新になっています。従来タイプの HC08マイコンを使うにあたっては、どちらを利用してもかまいません。すでに V6.1 をインストールしてある方は、そのまま使えるのでご安心ください (V6.0 以前のものはユーザ・モード・モニタが説明通りに使えません)。

 

◆ CodeWarrior for MCUs V6.1 のインストール (1)

 http://www.eleki-jack.com/mycom2/2007/11/
 codewarrior_for_mcus_v61_1.html
 

 概要と、CD-ROM を入手した場合のインストーラの起動方法について書かれています。

 CodeWarrior for MCUs V6.1 の CD-ROM は、マルツパーツ館で 書籍 「試しながら学ぶHC08マイコン入門」 を購入すると、オマケで付けてもらうことができます。数に限りがあるでしょうから問い合わせたほうがよいでしょう。
 フリースケールの代理店の一つ、丸文(株)では CodeWarrior for MCUs V6.1 の CD-ROM を希望者に無料で配布 しているので、そちらを利用することもできます。仕事以外で学生さんや個人の趣味の用途でも問題なく請求できます。

 

◆ CodeWarrior for MCUs V6.1 のインストール (2)

 http://www.eleki-jack.com/mycom2/2007/11/
 codewarrior_for_mcus_v61_2.html
 

  freescale のウェブサイトからソフトウェアをダウンロードする場合の入手法と、インストーラの起動方法について書かれています。

 現在ではダウンロードを行うために ユーザ登録をする必要がなくなっています ので、上記の参照記事よりもっと気軽にダウンロードができるようになりました。
 日本のフリースケールのサイト を開いてみてください。
 

 

 このページの中ほどの 【製品】 の下にある 【CodeWarrior開発ツール】 をクリックします。 すると、CodeWarriorのページが表示されます。

 

 

 このページの 【ダウンロード(英語)】 というところをマウスでポイントすると、【Special Edition Software(英語)】 という項目が現れるので、クリックします。

 

 

 Special Edition の種類がいくつか並んでいるので、HC(S)08/RS08/ColdFire V1用の CodeWarrior for Microcontrollers を見つけ出し、その右端にある 【 Download 】 をクリックします。 CodeWarrior for HCS12(X) Microcontrollers と間違えないように気を付けてください。

 使用許諾の説明文が現れるので、問題がなければ 【 I Accept 】 をクリックします。 するとダウンロードが始まるので、どこかわかりやすいところに保存してください。 筆者はデスクトップに保存しました。 ファイル名は CW_MCU_V6_2_SE.exeで、ファイルサイズは約400Mバイト でした。 ダウンロードができたら、上記参照記事(CodeWarrior for MCUs V6.1 のインストール (2)) の後半部分の指示に従ってください。

 

◆ CodeWarrior for MCUs V6.1 のインストール (3)

 http://www.eleki-jack.com/mycom2/2007/11/
 codewarrior_for_mcus_v61_3.html
 

  
 CD-ROM またはダウンロードによってファイルを入手した後、インストーラを起動してから実際にインストールを行う作業手順が書かれています。

 

CodeWarrior for MCUs V6.2 をダウンロードした場合は、使い始めてから 30日の間は 「評価版」 として機能します。これは Special Edition の制限がなく、製品版と同じ状態で使うことができます。起動するたびに登録するかどうか聞いてきますので、【Register Later】 をクリックしてください。30日が経過すると自動的に通常の Special Edition になり、登録するかどうかの確認は出なくなります。

 

 【 HC08スターター・ボード・キットを組み立てる 】
 CodeWarrior のインストールが済んだら、早く使ってみたいという気持ちを抑えて、ハードウェア面の準備をしておきましょう。この連載では、HC08スターター・ボード・キットVer.2 (川野電子回路設計) を使います。 マルツパーツ館千石電商マイコン工作ファンSHOP で購入することができます。 参考価格 2,800円(税込み)

 

キットに含まれる部品 (予告なく代替品に変更されることがあります)

 

 詳しい製作マニュアル がこちらから ダウンロード できますので、利用してください。キットに入っている説明書と同じものです。 表面実装部品を使っていないので製作は容易です。専用プリント基板を使っていますから、マニュアルを読みながら進めていけばどなたでも簡単に製作できるでしょう。 完成すると下の写真のようになります。電池ホルダは写っていません。
 

このジャンパと半固定抵抗の位置を 「デフォルトのセッティング」 と呼ぶ
(クリックで拡大)

 

 次回は CodeWarrior と HC08スターター・ボード を使い、C言語による簡単なテストプログラムを動かす予定です。
 

『参考文献』
「試しながら学ぶHC08マイコン入門」 (CQ出版)
第2章  工具の使い方に慣れよう
第10章 統合開発環境 CodeWarrior を使ってみる

組み込みエンジニア KAWANO

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