今回はさらに続編(応用例2)として、7セグメントLEDに温度を表示する温度計を実験・製作しましたので、簡単に説明します。
7セグLED表示の温度計は暗いところでも、遠くからでもよく見えます。
この温度計の仕様は次のとおりです。
1) 78K0/KB2マイコン(μPD78F0503DA)とLM73-1温度センサ(I2C)を使った温度計です。
2) 温度は3桁の7セグLEDにダイナミック点灯させて表示します。
3) 温度の測定範囲は-9.9~+99.9℃です。温度分解能は13ビット長の1/16℃に設定しています。
4) 温度の計測間隔(表示)は1秒ごとです。
5) ウォッチドッグ・タイマを使い監視しています(停止すると再起動する)。
6) 78KマイコンのCPUクロックは内蔵8MHzで動作します。
7) 動作電圧は5Vを使用しています。
7セグLED基板に表示する温度計は、プログラムを書き込んだ78K0/KB2マイコン基板とLM73温度センサにて、一定間隔で測定した温度を3桁の7セグLEDに表示するものです。
温度表示に使用する7セグLED部分の7セグLEDについては、LCDでの表示方法とともに次の書籍で紹介しています。
「マイコンと表示器をつなぐ10の方法 (マイコン活用シリーズ)」 CQ出版社
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/37/37271.htm
今回の温度計は、78K0/KB2マイコン基板、7セグLEDドライバIC(TD62783AP)、3桁の7セグLED(C-533SR)を組み合わせたものです。
下記にその7セグLED表示温度計の回路図を示します(クリックで拡大)。
この回路は3桁の7セグLEDの桁切り替え、ダイナミック点灯で温度を表示します。中央の桁は数字のほか、小数点を示すドットも表示します。
必要な部品については次のとおりです。

78KO/KB2マイコン基板とLM73温度センサ基板は、あらかじめエレキジャックNo.8号で製作した付録基板を使います。
完成したユニバーサル基板は次のようになります。

78K0/KB2マイコンへのプログラム書き込みには、付録78K0/KB2ベース基板(書き込み器)を使用します。これに市販のUSB-シリアル変換モジュールを接続します。ベース基板の電源はUSBシリアル変換モジュールから供給されますので、何も接続しません。
WriteEZ3書き込みプログラムで、78K0/KB2マイコンに書込む「温度測定(実行)プログラム」はソース・コードとともにありますので、ダウンロードしてください。
I2C7segV2.ZIP Sep.14,2008版7セグメントLEDに表示する温度計プログラム
書き込みは78K0/KB2ベース基板のスイッチをPROG側にして、WriteEZ3書き込み用プログラムで書き込みます。書き込むときはマイコンのパラメータ・ファイル(注)としてuPD78F0503DA、USB-シリアル変換モジュールが接続されたCOMポート番号、べース基板の周波数10MHzなど初期設定します。
マイコンに書き込むファイルはダウンロードしたファイルの中にある「I2C7segV2.Hex」です。
書き込み手順などの詳細は、エレキジャックNo.8号を参照ください。
ユニバーサル基板に書き込んだ78K0/KB2マイコンを取付け、さらに温度センサLM73基板と5V電源を接続して動作させます。
後田敏
