エレキジャック誌No.12号には、エレキジャック誌No.8号に付属した78K0/KB2マイコンを使った7セグメントLED表示温度計の記事があります。
145~155ページ 「78Kマイコンを用いた 7セグメントLEDに表示する温度計の製作」
記事では7セグメントLED(以下7セグLED)は3個内部で連結されたものを使い、ユニバーサル基板で動かしています。
今回はその補足工作として、
・3個連結して作った3連7セグLED、
・普通のLEDを並べて作った7セグLED
・マイコン部分の変更
などを、紹介します。
最初は、3個連結して作った3連7セグLEDと感光基板で作った温度計です。
■3連のダイナミック点灯7セグLEDを作る
内部でダイナミック点灯用に配線された7セグLEDはなかなか入手できません。掲載した記事は、入手できた3連7セグ(C-533SR)を使用しています。ここでは、この3連7セグLEDと同じ動作するように3個の7セグLEDを使って連結してみました。
●各7セグLED端子間を連結配線する
ダイナミック点灯用の3連7セグLEDは、7セグLEDの各端子を連結配線して作ります。次の写真は、必要な部品、カソード・コモンの単品7セグLED(写真は14mm高のC-551SRD)を3個に、スズ・メッキ線、ビニール線からはがした緑被覆です。
製作は、
- あらかじめスズ・メッキ線にビニール線から取り外した緑被覆(端子間の長さ)を入れておく
- それを、3個の7セグLEDの同じピン番号の端子に巻き付ける
- 巻き付けられた端子をそれぞれはんだ付けする
- ただし、7セグLEDの真ん中のピン(上下とも)はコモン端子なので配線しない
と、することで3個の7セグLEDはダイナミック点灯用に連結されます。下記は連結完成した7セグLDの写真です。
これをユニバーサル基板に載せることになります。この方法で表示の大きな7セグLEDで、3連の7セグLEDを作ることも可能です。
下記の写真、一番下の7セグLEDは鈴商にて購入した大きなカソード・コモン7セグLED(GL8L08)で作ったものです。この7セグLED(GL8L08)は赤色、Vf=1.7V、If=10mAながら5.8mcdと明るいものです。写真の一番上の7セグLEDは記事で使用した3連7セグLED、中央は3個連結した14mmの7セグLEDです。
●感光基板で連結する
次は、7セグLED間の配線となる連結部分を基板にしてみました。ただし、このときの感光基板は厚みの薄い1mmのガラス・コンポジット(CEM-3)片面感光基板を使います。これならユニバーサル基板に載せても(2枚重ねて)、7セグLEDの端子にはんだ付けができます。
7セグLED2個を基板で連結した状態は写真の一番上です。真ん中の基板は、同じ物を7セグLEDの上ピンと下ピンに取り付けたものです。写真の一番下は記事で使っている3連7セグLEDです。
残念ながらこの基板は片面のため、各端子1個分の配線が不足しています。そのため、取り付けた後には追加線が必要になります。この基板は両面基板を作るときに余る基板の空きエリアに作れば良さそうです。
●最初から7セグLED基板を作る
お気づきのとおり感光基板で作るなら、最初から必要な桁数の7セグLED基板を作ればよいことになります。下記の写真は、いろいろな7セグLEDを取付可能なのようにICソケット(3個用)をつけた基板です。
●温度計全部を感光基板にする
マイコン部分および7セグLED部分すべて感光基板にした78Kマイコンの温度計は、次の写真のようになります。
写真は動作している78Kマイコンの温度計です。ただし、この温度計は、記事の回路と異なり5Vの三端子レギュレータを入れています。
次回は、LEDで7セグLEDを作り、それを回路変更したマイコン基板で動作させます。
後田敏
