PICkit3でデバッグ
前回作成した、PIC16F88テスト回路の動作確認を、MPLAB IDE 8.30とPICkit3で行います。しかし、PIC16F88は18ピンとピン数が少なく、プログラムのためのデータ・ピン(PGD)とクロック・ピン(PGC)がディジタルI/Oピンと共用しています。そのため、より単純な、最初に作成したPIC16F877A(40ピン)のテスト・ボード01を用いてデバッグの動作確認を行います。その後でPIC16F88でのデバッグを行います。
PICkit3によるデバッグの条件
ボードとPICkit3の接続
PICkit3とターゲットボード、この場合はテスト・ボード01との接続はプログラミングのときと同じ、6ピンのケーブルで接続します。ただし、6番ピンのLVPは使用しませんのでブレッドボード上では配線していません。
電源について
電源についても、プログラミング時と同様にPICkit3からデバイスに適正な電圧の電源を供給することができます。デバッグは、電源をPICkit3から供給しても、PICkit3と別の電源から供給しても同様にできます。
ブレッドボードに別電源を供給するときは次の設定を確認し、Power target circuit from PICkit3のチェックが外れていることを確認してください。
デバッグのビルド条件
デバッグを行うときは、ビルドの設定で次に示すようにデバッグのモジュールを作成するように設定します。メニューバーのProject>Build Configuration>debugと指定します。
Configuration bitの指定
ウォッチドッグ・タイマをオフにする:
Watchdog timer off
コード・プロテクトをディセーブルにする:
code protection disable
テーブル・リード・プロテクトをディセーブルにする:
table read protection disable
LVPをディセーブルにする:
デバッグはオンにする:
テストはPIC16F877Aで行いました。その際の__CONFIGの設定は、次のように行いました。
_CP_OFF & _WDT_OFF & _BODEN_OFF & _PWRTE_ON & _RC_OSC & _WRT_OFF & _LVP_OFF & _DEBUG_ON & _CPD_OFF
MPLAB IDEでも、この設定状況をメニューバーのConfigure>Configuration Bitsで次に示すように確認できます。
配線に関する注意事項
ターゲット・ボードとPICkit3との配線については、
- Vppにはコンデンサを接続しない。
- PGD、PGCはアプリケーションの回路のために接続がある場合、その影響を受けないようにする。
- PDC、PGCとして単独で利用するのが望ましい。
ここでは40ピンのPIC16F877Aでテストしているので、PGD、PGCを単独にして、ほかの回路は接続していません。
また、PGD、PGCはプルアップ、コンデンサの接続、ダイオードを直列に接続しないようにと説明されています。
デバッグの開始
以上の注意事項を守り、アセンブルしメニューバーのDebugger>select toolでPICkit3を選択して、Debugger>Programでデバイスにプログラムを書き込むと、MPLAB IDEのSIMと同じツールバーが表示され同様にデバッグできます。
次回、このデバッグの様子を示します。
