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作りながら学ぶPICマイコン入門のフォロー(9)


PICkit3でデバッグ
 前回作成した、PIC16F88テスト回路の動作確認を、MPLAB IDE 8.30とPICkit3で行います。しかし、PIC16F88は18ピンとピン数が少なく、プログラムのためのデータ・ピン(PGD)とクロック・ピン(PGC)がディジタルI/Oピンと共用しています。そのため、より単純な、最初に作成したPIC16F877A(40ピン)のテスト・ボード01を用いてデバッグの動作確認を行います。その後でPIC16F88でのデバッグを行います。

PIC080005.jpg

PICkit3によるデバッグの条件
ボードとPICkit3の接続
 PICkit3とターゲットボード、この場合はテスト・ボード01との接続はプログラミングのときと同じ、6ピンのケーブルで接続します。ただし、6番ピンのLVPは使用しませんのでブレッドボード上では配線していません。

電源について
 電源についても、プログラミング時と同様にPICkit3からデバイスに適正な電圧の電源を供給することができます。デバッグは、電源をPICkit3から供給しても、PICkit3と別の電源から供給しても同様にできます。
 ブレッドボードに別電源を供給するときは次の設定を確認し、Power target circuit from PICkit3のチェックが外れていることを確認してください。

 

PIC080011.jpgデバッグのビルド条件
 デバッグを行うときは、ビルドの設定で次に示すようにデバッグのモジュールを作成するように設定します。メニューバーのProject>Build Configuration>debugと指定します。


PIC080020.jpgConfiguration bitの指定
    ウォッチドッグ・タイマをオフにする:
       Watchdog timer off
    コード・プロテクトをディセーブルにする:
       code protection disable
    テーブル・リード・プロテクトをディセーブルにする:
       table read protection disable
    LVPをディセーブルにする:
    デバッグはオンにする:

 テストはPIC16F877Aで行いました。その際の__CONFIGの設定は、次のように行いました。

_CP_OFF & _WDT_OFF & _BODEN_OFF & _PWRTE_ON & _RC_OSC & _WRT_OFF & _LVP_OFF & _DEBUG_ON & _CPD_OFF

 MPLAB IDEでも、この設定状況をメニューバーのConfigure>Configuration Bitsで次に示すように確認できます。

 

PIC080030.jpg

 またConfiguration Bits set in codeのチェック欄をチェックすると、Configuration Bitをそれぞれ変更することができます。


配線に関する注意事項
 ターゲット・ボードとPICkit3との配線については、

  • Vppにはコンデンサを接続しない。
  • PGD、PGCはアプリケーションの回路のために接続がある場合、その影響を受けないようにする。
  • PDC、PGCとして単独で利用するのが望ましい。

 ここでは40ピンのPIC16F877Aでテストしているので、PGD、PGCを単独にして、ほかの回路は接続していません。
 また、PGD、PGCはプルアップ、コンデンサの接続、ダイオードを直列に接続しないようにと説明されています。


デバッグの開始
 以上の注意事項を守り、アセンブルしメニューバーのDebugger>select toolでPICkit3を選択して、Debugger>Programでデバイスにプログラムを書き込むと、MPLAB IDEのSIMと同じツールバーが表示され同様にデバッグできます。

 次回、このデバッグの様子を示します。

<神崎康宏>

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