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PICkit2 を使ってみよう(デバッガとして使う) (2/2)


PICkit2 をデバッガとして使ってみる
 前回は PICkit2 をプログラマとして使ってみました。今回はデバッガとして使ってみます。
 まず、前回と同じ回路とプログラムを準備します。今回はダウンロードしたディレクトリ内の PICkit2-debugger.mcw をダブルクリックしてMPLAB IDEを起動します。図5のようになります。書き込み・デバッグのボタン(図6)と File Register ウィンドウが前回から変わっているところです。

 デバッガで利用できる操作は次のようなものです:
  • Run(F9): プログラムをフルスピードで実行する、ブレークポイントに到達するか Halt 操作をするまで表示は更新されない
  • Annimate: プログラムを1行ずつ実行し、マイコンの状態を読み取り表示更新を繰り返す
  • Halt(F5): Run, Animate を中断する
  • Step Over(F8), Step Into(F7), Step Out: ステップ実行、1ステップ実行するとマイコンの状態を読み取り、表示を更新して実行を中断する
  • Reset:マイコンのリセット
  • Settings: PICkit2の各種設定、供給電圧も設定できる

pickit2-debugger.png
図5 PICkit2-debugger.mcw から MPLAB IDE を起動したところ。

fig3.png
図6 書き込み・デバッグのボタン

デバッガで実行してみる
 ではプログラムを実行してみます。まず、前回と同様にビルド(アセンブル)を、Project→Make をクリック(またはファンクション・キーF10を押す、Make ボタンのクリックでもよい)して行います。ビルドが終了したら、図6の書き込み(Program)ボタンを押します。うまくいかないときは、Connectボタンを押してから、再度 Programボタンを押してみます。

 書き込みが終わったら、Animateボタンを押してみます。どうなったでしょうか?ソース・ファイル上で1行ずつ実行されて、File Registers ウィンドウの数値(とくにPCLとPORTD)が変わっていきますね。LEDはどうでしょうか。全部ではなく、一つずつ点灯しています。Haltボタンを押すとプログラムの実行が止まります。
 今度は 実行(Run) ボタンを押してみましょう。今度はLEDが全部点灯しているように見えます。リセット(Reset)ボタンなども試してみましょう。

<ビデオ>
Animate 実行をしてみる

デバッガのほかの機能
 デバッガには、ほかにも便利な機能があります。詳しくは「PICマイコン用の統合開発環境MPLAB IDEを使ったプログラム開発の流れ-3」を参考にしてください。MPLAB SIM シミュレータについても、紹介しています。

プログラムの改良をしてみる
 さて紹介したプログラムは、Animate 実行のときに LED が左右に動いていたのに、Runで実行したり、書き込んだときには点滅するように見えませんでした。これは人の目がついていけないぐらい高速に点滅しているからです。
 そこで、時間をおいて点灯しているLEDの切り替えをすれば、左右に点灯しているLEDが移動して見えるようになります。このプログラムはtest02.asm です。ぜひ、「PICマイコン用の統合開発環境MPLAB IDEを使ったプログラム開発の流れ-1」を参考に、MPLAB IDEのプロジェクトをつくり、実行してみてください。

 また、本稿内で記事を紹介した「はじめてのPICアセンブラ入門」サポートページも、ごらんいただければ幸いです。

光永 法明

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