開発環境をインストールしよう
マイコンのプログラムを開発するためには,開発環境が必要です. STM8S マイコンの場合には, STマイクロエレクトロニクス社(以下ST社)が提供している統合開発環境 (Integrated Development Environment: IDE) が準備されています.
IDE は, ST Visual Develop (STVD) と ST Visual Programmer (STVP) という二つのモジュールから構成されています.これら二つのモジュールは,単一のインストーラによって同時にインストールされます.
IDE は,ST社の WEB ページからインストーラをダウンロードすることができます.インストーラは,現在は, http://www.st.com/stonline/products/support/micro/files/sttoolset.exe にあります.インストーラをダウンロードし,適当な場所,たとえばデスクトップなどに保存します.
インストーラを起動する開発環境をインストールするためには,保存したインストーラを実行します.すると, InstallShield のウィザードが開きます.
Next ボタンをクリックして,次の画面に進みます.すると,インストールに必要なファイルが展開されて,インストーラが起動し,スプラッシュが表示されます.
開発環境をインストールする
スプラッシュのあと,インストーラの最初の画面がフルスクリーンで表示されます.
Next ボタンをクリックして,次の画面に進みます.すると,免責条項(Disclaimer)が表示されます.
ここには,今からインストールされようとしている ST Toolset というフリーウェアが,ありのままで提供され,不具合などに関して ST社 が責任を負わないという内容が書かれています.内容に異存がなければ,"I accept the terms of the agreement"(私は,この契約内容を受け入れます.)をチェックして, Next ボタンをクリックして次の画面に進みます.
インストール・タイプを指定しなさい.デフォルトのタイプは, "standard tools" で, "ST Visual Develop" と "ST Visual Programmer" をインストールする.
この画面の文章は,途中で切れてしまっているようなのですが,どうしても表示させることができませんでした.そのため,ほかにどんなタイプが存在するのか推測もできません.そこで,デフォルトである "standard tools" のまま,インストールすることにしました. Next ボタンをクリックして次の画面に進みます.
この画面では,インストール先を指定します.インストール先は, Browse... ボタンをクリックするとあらわれるダイアログで指定します.
もちろん,デフォルトのままでもかまわないのですが,パスが長くなることと,フォルダ名に空白文字が含まれるため,私は, C:\Programs\ST\st_toolset というフォルダに配置することにしました.
インストール先を指定したら, Next ボタンをクリックして次の画面に進みます.
この画面では,デスクトップにショートカットを作成するかどうかをたずねています.私は,デスクトップがショートカットだらけになるのを避けたかったので, "Don't create any shortcut" (ショートカットを作成するな)を選択しました.もちろん,デスクトップにショートカットがなくても,「スタート」メニューから開発環境を呼び出すことはできます. Next ボタンをクリックすると,開発環境に必要なファイルのコピーなどが行われます.
ドライバは,必要ですか?開発環境に必要なファイルがコピーされたあと,このようなダイアログが表示されます.
ST MicroConnect パラレル・ポート・ドライバがインストールされていないようです.
ドライバをインストールしますか?(ドライバは,パラレル・ポートを通じて ST MicroConnect と通信するために必要です.)
ここでは, STM8S-Discovery を使うことしか予定していません.また,今後パラレル・ポートを開発に使用する予定もないので,「いいえ」ボタンをクリックしました.すると,さらに似たようなダイアログが表示されます.
最新の STM パラレルドライバがインストールされていないようです.
ドライバは, EMU2,DVP2,EPB,Stick などの STM 開発ツール・ボードを適切に使うために必要です.
ドライバのインストールを進めますか?
これらのボードを使用する予定もないので,「いいえ」ボタンをクリックしました.
リリース・ノートを読みますか?いよいよ最後のダイアログです.
この開発環境の三つのコンポーネントのリリースノートを表示するかどうかを聞いています.リリースノートは,インストール後に「スタート」メニューから表示させることもできますので,ここで読まなくてはならないということはありません.すべてのチェックをはずして, Next ボタンをクリックします.
以上で開発環境のインストールは完了です. Finish ボタンをクリックすると,ウィザードが終了します.
次回は,コンパイラをインストールします.
