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STM8Sマイコンを使った最初のアプリケーション (8)


STM8S-Discovery 実行しよう

 バイナリ・コードができたので,あとは,マイコンに書き込んで実行するだけです.

デバッガ・インターフェイスを指定する

 STマイクロエレクトロニクス社(以下ST社)のマイコンには,デバッグを行うためのインターフェースが何種類か用意されています.評価ボードと接続する前にどの規格のインターフェースを使うのかをあらかじめ指定しておく必要があります.

 インターフェースを指定するためには,メニューから「Debug Insturument → Target Settings...」を選択します.

ターゲット設定

 すると, Debug Instrument Settings というダイアログがあらわれます.

ターゲット設定ダイアログ

 今回使用するデバッグ・インターフェースは, STM8S-Discovery 上に搭載された ST-LinkSWIM プロトコル経由で使用します.そこで,「デバッグ装置の選択」リストから Swim ST-Link を選択します.また,デバッグ終了時に SWIM 機能を無効にするためにチェック・ボックスをチェックしました.

 次は「ターゲット・ポート」ですが, STM8S-Discovery の場合,接続ポートは USB しかありません. usb://usb を選択します.

 最後のチェック・ボックスをチェックすると,ターゲット接続時に接続するインターフェースを通知してくれます.これもチェックしました.設定が終わったら, OK ボタンをクリックして,設定終了です.

マイコンと接続する

 マイコンと接続するためには,メニューから「Debug → Start Debugging」を選択します.

デバッグ開始メニューアイテム

 すると, Target Selection ダイアログが出てきます.

ターゲット選択ダイアログ

 Target Selection ダイアログが出てきたタイミングで, STM8S-Discovery を PC の USB ポートに接続します.

リムーバブル・ディスク表示

 すると, STM8S-Discovery は,マスストレージ・デバイスとして認識されます.そのため, Explorer ウィンドウが開くかもしれませんが,構わずに作業を続けます. Target Selection ダイアログの OK ボタンをクリックすると, STVD の画面が,デバッグ・モードに変わります.

デバッガ・ウィンドウ

 これで,PCとマイコンが ST-Link を介して接続されました.接続中, ST-Link 上の赤いLEDが点灯し,接続されていることを示します.

Runコマンドを送る

 「LEDチカチカ」プロジェクトも,いよいよ最後のステップです.「デバッガ・ウィンドウ」が表示された時点で,すでにプログラムの書き込みまでが終わっています.メニューの「Debug → Run」を選択します.

実行メニューアイテム

 すると,プログラムが走り始め,被評価モジュール上の緑のLEDが1秒周期で点滅を始めます.

点滅するLED

 これで, STM8S マイコンを使った最初のアプリケーションは完成です.


付録:参考文献

「STM8Sマイコンを使った最初のアプリケーション」で取り上げた,文書と原稿執筆時現在のURLです.リンクが切れていた場合には,該当のWebサイトで文書番号をキーに検索してください.

STM8S-DISCOVERY (User Manual UM0817)
STM8S-Discoveryのハードウェアについてのマニュアルです.回路図およびジャンパの設定方法などが記述されています.
STM8 SWIM communication protocol and debug module (User manual UM0470)
デバッガ・インターフェースである,SWIMに関する情報が書かれたマニュアルです.通常,マイコンを使う上では必要はありません.
Adjustable LED blinking speed using STM8S-DISCOVERY touch sensing key (User manual UM0833)
出荷時にSTM8S-Discoveryに搭載されているアプリケーションについてのマニュアルです.
Developing and debugging your STM8S-DISCOVERY application code (User manual UM0834)
STM8S-Discoveryでアプリケーションを開発する際に必要な開発環境と,そのインストールについて記述されたマニュアルです.
STM8S firmware library (stm8fwlib.zip)
STM8Sシリーズのペリフェラルを簡単に使用するためのライブラリです.
STM8S microcontroller family (Reference manual RM0016)
STM8Sシリーズのリファレンス・マニュアルです.マイコンに内蔵されたペリフェラルの詳細な動作については,このマニュアルに記述されています.
STM8S105xx (Datasheet STM8S105xx)
STM8S105マイコンのデータシートです.このマイコンに固有の情報が記述されてます.
田中範明(noritan.org)

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コメント (1)

STM8Sマイコンを使った最初のアプリケ-ション(5)の
ProgramをCompileしてError無しで
LED_OnOff.elfとLED_OnOff.s19 Fileが出来たので

STM8Sマイコンを使った最初のアプリケ-ション(8)に
進み、実行するとST-LinkのErrorに成ります。
ST-Link Driver win XPのInstallは、必要無いので
しょうか?

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