2007年から2008年にかけて,トランジスタ技術2007年8月号に付録されたdsPICマイコン基板を使った「dsPICマイコン基板 デザイン・コンテスト」が行われました.
ここでは,このコンテストで敢闘賞を受賞した「セラミック・ヒータはんだゴテ温度コントローラ」を紹介します.
ご注意; この回路のGNDはAC回路に接続されていますから、動作中に 触れれば感電します。パネルのアルミ板は金属ですが、完全に回路からは絶縁した構造を 取っています。また、SW類は手に触れる部分はすべて樹脂製の物を使用しています。
制御部のGNDも当然ですが筐体には接続されずに絶縁された状態で組んでいます。今回の作品で使用した5Vアダプタの ACトランスは1次と2次の巻線が完全に絶縁された構造になっており、制御部回路がAC100Vにリークする可能性も低い物となっていります。しかし、デバッグ中にPCとかオシロスコープに 回路GNDを接続する際にはACのアイソレーションが必要ですし、人がGNDに触れないような構造に注意して組み上げる必要があります。この記事を参照される読者の方は、これらの点について注意してください。
●はんだゴテを一定の温度で保つ
トランジスタ技術2007年8月号付録のdsPIC30F2012基板を使用したデザイン・コンテスト敢闘賞受賞作品の紹介です.
10年以上前のトランジスタ技術1995年10月号の「はんだごてとセンサレス温度コントローラの小研究」で竹田保氏がアナログ回路で紹介していたセラミック・ヒータはんだゴテ用温度コントローラを,筆者は手持ち部品で製作しました.
現在も,はんだ付けになくてはならない工具として愛用しています.
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2007年から2008年にかけて,トランジスタ技術2007年8月号に付録されたdsPICマイコン基板を使った「dsPICマイコン基板 デザイン・コンテスト」が行われました.
ここでは,このコンテストで敢闘賞を受賞した「セラミック・ヒータはんだごて温度コントローラ」を紹介します.
●温度に対しての抵抗値の考察
セラミック・ヒータはんだゴテの温度に対しての抵抗値を考察し,どのような式で温度を制御するかを説明します.
余談になりますが,今回の作品では,筆者手持ちのハッコー社製20Wと25Wのはんだゴテを制御対象にしており,製品の抵抗値のばらつきや新品と使い込んだものの差などはまったくく無視しています.
常温のはんだゴテの抵抗値と,入力電力に対する温度上昇率などを使って自動校正するようなアルゴリズムがあれば,どんなメーカのどんな容量のはんだゴテも接続可能となるような装置が考えられます.しかし,やはり100Vが定常であるはんだゴテの温度が必須のパラメータなので,自動校正は難しいでしょう.
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2007年から2008年にかけて,トランジスタ技術2007年8月号に付録されたdsPICマイコン基板を使った「dsPICマイコン基板 デザイン・コンテスト」が行われました.
ここでは,このコンテストで敢闘賞を受賞した「セラミック・ヒータはんだごて温度コントローラ」を紹介します.
●「LCDのイニシャライズと動作」
ここではLCDの使用方法について少し解説しておきます.今回使用したLCDは12桁×2行のキャラクタ・ディスプレイ(英数文字と少しの使用者定義域の
みの表示器)で,秋月電子通商で安価に手に入るものです.簡単な取説が付属していますが,それだけで動作させることは筆者には不可能でした.
このタイプのLCDは似たようなコントローラを内蔵しており,パワーオン後のイニシャライズ(初期化)を必要とし,表示位置や表示器の設定等を指
示するためのコマンドと実際に表示するデータとを送らなければなりません.また動作速度が遅いため,内部動作が終了して次のコマンド・データを受け取れる
ようになるまで,内部ステータスを監視して待たなければなりません.
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2007年から2008年にかけて,トランジスタ技術2007年8月号に付録されたdsPICマイコン基板を使った「dsPICマイコン基板 デザイン・コンテスト」が行われました.
ここでは,このコンテストで敢闘賞を受賞した「セラミック・ヒータはんだゴテ温度コントローラ」を紹介します.
●プログラミング
プログラムのほうは,アセンブラの経験は少々あるものの,C言語でプログラムを書くのは初めてでしたが,制御式とか演算条件がそのまま表記できますし,係数の変更が非常に簡単なので,基本的な動作のデバッグが終わった後の制御系の調整と仕上げが楽しいものとなりました.
とにかくMICROCHIP社が公開しているMPLAB-IDEの機能が非常に強力で,C言語環境でのコンパイラ,シミュレータなどが充実していて,ICEなしでもこの程度の規模のプログラムはデバッグ可能です.ただし、トラ技提供のプログラム・ローダは必須で,筆者も40~50回は書き換えを行ったでしょうか.
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●概要
前回までは「セラミック・ヒータはんだゴテ用温度コントローラの製作」ですが,このプログラムの部分だけを改造して,一定電力でコテを駆動させるモードを追加しましたので紹介します.

写真1 セラミック・ヒータはんだゴテ用温度コントローラの外観
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