エレキジャックNo.1特集1では、どの電子工作でもPICというマイコンが登場しています。このマイコン、世界中では、約2~3割のシェアをもっているといわれるとても有名なコンピュータです。
日本の製品ではなく、アメリカのマイクロチップテクノロジーという会社が設計し、世界中のいろいろな工場で作られて出荷され、家電、オモチャなどに組み込まれています。
電子工作に使えるマイコンにはPIC以外に多くの種類があります。1個120円程度から、1000円未満で購入できるマイコンを見てみましょう。
電子工作に使いやすいように、DIP(Dual Inline Package)という形状の製品を探します。はんだ付けがうまい人は、ピン・ピッチの狭いフラット・パッケージのマイコンでも活用できるでしょう。このフラット・パッケージは、機器を小型にできるので、量産用として販売されていることが多いです。
-PIC16F(マイクロチップテクノロジー)
-PIC18F(マイクロチップテクノロジー)
-78K0S(NEC)
-HC08(フリースケール)
-HCS08(フリースケール)
-MSP430(TI)
-R8C/15(ルネサス)
-H8(ルネサス)
-AVR(アトメル)
● 開発に必要なもの
マイコンは、プログラムを作るために、開発装置が必要です。多くの場合、無料で利用できるものがメーカなどで用意されています。たとえば、PICでは、アセンブラ言語で開発するための開発ツールは無料ですが、C言語は市販のものを使うことになります。
プログラムを書くときに、アセンブラ、C、BASICなどの言語が使われます。これは、パソコンなどでソフトを書くときと同じですから、たくさんの参考書が市販されています。ただ、メモリが少ないマイコンなので、制限も多くあります。
● 参考書
はじめて開発するときは、入門書を読んでみて、実際にその手順でプログラムを作ってみることがよいでしょう。アマゾンのようなオンライン書店で検索するとすぐに見つかります。当社の書籍を下記に挙げます。
・PIC関係:作りながら学ぶPICマイコン入門、はじめてのPICアセンブラ入門、C言語で作るPIC電子工作
・R8関係:電子工作のためのR8C/Tinyスタートアップ、R8C/Tinyマイコン・リファレンス・ブック
・H8関係:H8/Tinyマイコン完璧マニュアル
・78K関係:はじめての78Kマイコン
・AVR関係:AVRマイコン・リファレンス・ブック
● 書き込み
マイコンのプログラムは、パソコンで開発します。出来上がったプログラムをマイコンの内部に書き込まないと、動きません。そのために、プログラマとか、ライタという装置が必要です。
従来、メーカ製は高価でしたが、最近では、入手しやすい価格になっていることが多くなりました。
また、パソコンとつなぐところが、パラレル・インターフェースからシリアル・インターフェースに変化した後、最近では、USBにつなげられるタイプも出てきています。
価格は数千円から、数万円です。