はてなブックマークに追加   キットも電子工作の入門ツール 連載(3)

■はんだ付けもでき、充実した説明書のキット
 イーケイジャパンのロボット・キットは、はんだ付け済のキットとはんだ付けが必要なキットの2種類が用意されています。今回、その中のメカカメIIIを紹介します。写真のような、丸いドームで、一つのモータで2輪の駆動輪を操作し拍手などの音に反応して直進、同じ場所での回転、停止、直進と繰り返します。

メカカメIII

■はんだ付け、キットの組み立ての詳細な説明書が添付
 このシリーズの、はんだ付けが必要なものには、詳しいはんだ付けの方法を示した15ページの小冊子が付いてきます。小中学生を対象としているので、一般的な説明をわかりやすく書いてあります。今回のメカカメIIIには、A5サイズで44ページの組み立てのための詳細な説明書も付いています。電子工作の経験のない方には大いに参考になります。

キットの内容

■間違いなくはんだ付けするための説明が充実している
 はんだ付けが必要な部品は19種類以上あり、同じ種類の部品を複数使用するものもあり、けっこうな数のはんだ付けが経験できます。量も多く、部品の種類も多いのですが、抵抗のカラーコード、部品の配置など、間違いなくはんだ付けを行うための説明が詳しくしてあります。初心者でも間違いなく組み立てられるでしょう。

説明書

■基本的な動きは四つ
 直進、停止、その場での回転、停止が基本動作です。音を検出するたびに、0、1、2、3とカウント・アップします。カウンタの0(停止)、1(直進)、2(その場での回転)、3(停止)の状態にメカカメIIIが制御されます。
 この制御を行うために、三つのICが利用されています。トランジスタは、マイクの入力信号の増幅と、ICの出力をモータが駆動できるまでに電流を増幅するためです。
 カウンタIC、クロックの発振回路、トランジスタの増幅回路、モーターの駆動回路と電子工作にとっては貴重な材料がたくさん盛り込まれています。
 これらの回路の詳細がわからなくても、説明に従い組み立てれば間違いなく動作してくれます。キットのよいところです。


 車輪を駆動するドライブ軸の一方が回転方向によって少し移動するようになっています。そのため、逆回転の時、中間にギヤが一段入り回転が反転し車輪の回転が正回転になり、右左の車輪の回転方向が逆になりその場で回転します。メカニカルな工夫で実現しています。工作機器が手元にない電子工作者にとってはメカニカルな工作が凝らされたキットは大変頼もしい味方です。

基板の上にはICが三つ

■中身がわかるともっと面白い
 詳細がわからなくても、苦労してはんだ付けして組み立てたキットが少しヨタヨタした動きでも、動き出すとうれしいものです。だが、我が電子工作愛好家の仲間は、これらの回路の動きにも興味を持ち、キットを材料に各デバイスの基本的な動作を理解し、新たな組み合わせで独自の電子工作を組み立てることを目指します。そのための、材料としてはイーケイジャパンのキットは良くできていると感心します。
 後は、このキットで利用したデバイスや回路の動きを確かめるため、ICや抵抗などの電子部品を手に入れ、ブレッドボードなどでテスト回路組み動作を確認する作業を重ねることです。



神崎康宏


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投稿者: kanzaki 日時: 2007年4月 3日 09:14 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

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