はてなブックマークに追加   ブレッドボードを使うための準備 連載 2-2

 この連載では、電子キットを購入してきて、組み立ててその動作を調べ、より面白い動作などに発展させるために、回路を変更したりすることに挑戦しようとしています。その中で、ちょっとした実験などに適したブレッドボードについて、前回から解説をしているところです。

■ジャンパ線は単芯のリード線で作っている
 トランジスタやICのリードをブレッドボードに差し込みます。配線はジャンパ線で行います。ブレッドボードとセットになったジャンパ線もあります。サンハヤトのブレッドボード用のジャンパ線のセットは、回路間の信号や、電源接続のための、長さが50mm、70mm、100mm、150mm、200mmと複数の長さのジャンパ線のセットと、2.54mm単位でブレッドボードのピンの間隔の整数倍の長さの25.4mmまで長さが9種類、25.4mm単位で127mmの5種類用意されています。EIC-Call社も同様なセットを用意しています。
 しかし筆者は、部品のリード線の切れ端とφ0.5mmの単芯のリード線でジャンパ線を作っています。次に示す写真のように、必要な長さにリード線を切断し、両端の被覆をワイヤ・ストリッパで剥いて、端をまげて整形し使っています。2.54mm、5.08mmの間隔のジャンパ線は部品のリード線の切れ端とスズ・メッキ線で作っています。
 
ジャンパ線

■回路への電源の供給
 テスト回路への電源供給は、乾電池かAC-DCアダプタを利用します。それぞれ簡単なツールを用意しておくと後の作業が楽になります。
 
(1)乾電池を使用する場合
 乾電池ボックスは、電池スナップに対応したものを3V用(2本)、4.5V用(3本)、6V用(4本)と用意しておきます。

乾電池ボックス乾電池ボックス乾電池ボックス

 これらを用意しておくと、2.4V(ニッケル水素電池2本)から6Vくらいの電源をいつでも利用できるようになって便利です。

■電池スナップ
 電池スナップのリード線には、φ0.6mmのスズ・メッキ線を写真のようにはんだ付けしておきます。ブレッドボードへの電源ラインにこのスズ・メッキ線を差し込み、電源供給とします。

電池スナップワニ口クリップ付き

 ワニ口つきのクリップの電池スナップを利用すると、電源側のワニ口クリップを電源スイッチの代わりにできます。スズ・メッキ線をはんだ付けした電池スナップでスズ・メッキ線の抜き差しでスイッチの代わりもできます。
 スイッチが必要な場合は次の写真のように、隣り合わせた列の間を2.54mmピッチの基板用のスイッチで開閉します。写真では5.08mm間隔のタクト・スイッチを使用しています。スイッチを押したときのみ導通します。基板用のトグル・スイッチ、スライド・スイッチなどは2.54mm間隔が一般的です。
5.08mm間隔のタクト・スイッチ


(2)AC-DCアダプタを使用する場合
 AC-DCアダプタを電源とする場合は、2.1mmの標準的なAC-DCジャックにリード線をはんだ付けします。このリード線は多芯のより線を使用します。その先にφ0.6mmのスズ・メッキ線をはんだ付けして、ブレッドボードの電源ラインのホールに差し込めるようにします。

AC-DCアダプタを使用する

■回路の接続
 E-Call社のブレッドボードは、5ホールが連結されワンブロックになっています。この1列のブロックを使って最大5本のリード線を接続できます。たいていの回路ではこの数で足ります。電源やグラウンドは配線の引き出しが多くなりますが、小さなE-Call社のEIC-301でも上下の電源、グラウンドに割り当てられるラインは4ブロックが連結されていて、上下それぞれ20ホールが利用できるので、接続点が不足することはあまりありません。

■具体的な回路をテストしてみる
 では、抵抗とLEDとタクトスイッチと乾電池4本を利用して、タクト・スイッチを押すとLEDが点灯する回路をテストしてみます。

テスト中

 電池から赤のリード線で電源ラインにプラスの電源が供給されます。電源ラインからタクト・スイッチの一方の端子にスズ・メッキ線のジャンパ線で接続されています。タクト・スイッチ-のほうの端子とLEDの+側の端子とは赤のジャンパ線で接続し、LEDの-側とグラウンド側の電源ラインとは330Ωの抵抗で接続してあります。
 抵抗やLEDのリード線はそのままでは少し長いので、次のようにリード線を短くしてブレッドボードに差し込みやすくしておきます。その際、LEDのリード線の長さは元のリード線の比率と同様に、-側に接続するほうのリード線を短くしておきます。

リード線の長さ

 タクト・スイッチを押すと次に示すように、LEDが点灯することが確認できます。抵抗を1kΩのものなどに変更すると、LEDの点灯時の明るさの確認が抵抗の差し替えだけで簡単にできます。回路の動作確認、各素子の適正な値の確認などがこのブレッドボードで容易に確認できます。

テスト中

 次回は、もう少し複雑な回路の確認を行います。



神崎康宏

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投稿者: kanzaki 日時: 2007年5月 7日 15:59 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

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