はてなブックマークに追加   Freescale社のテクノロジー・フォーラム FTF Japan 2007

 2007年9月12日,フリースケール・セミコンダクタ社が主催する「FTF Japan 2007」が,目黒雅叙園において開催された.今回で3回目となるFTF(Freescale Technology Forum)は,同社が世界規模で開催する総合技術フォーラムである.2005年6月,第1回FTFが米国フロリダ州オーランドで開催されて以来,日本,アジア,ヨーロッパなどで開催され,12,000人以上が参加している.30のテクニカル・セッションと,フリースケールおよびパートナ各社による展示やデモを行うテクノロジ・ラボ,ワークショップで構成されている.
 午前(9:00~11:00)に,フリースケール・セミコンダクタ本社 上席副社長兼最高技術責任者リサ・スー博士(写真)と,筑波大学大学院 システム情報工学研究科 教授 山海嘉之氏らによる基調講演が行われた.

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 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン社長 高橋恒雄氏がフリースケール社の新しいソリューションを紹介しているところ.

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●FTF Japan 2007―基調講演より
 筑波大学大学院の山海嘉之氏(写真)は,「サイバニクス」という人間・機械・情報系の新学術領域を開拓し,人間の機能を強化,拡張,保護する研究を推進している.具体的には,人間の身体機能を増幅・拡張する装着型ロボット・スーツ「HAL(Hybrid Assistive Limb)」を開発し,2004年にはHALの製造/販売を行う大学発ベンチャー「CYBERDYNE(サイバーダイン)」を設立している.

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 HALは,人間の生体信号から人間の意思を先取りし,思い通りに動く「随意的制御システム」であり,さらに人間のような動作を実現することができる「自律的制御システム」という二つ制御系が混在したサイボーグ型ロボットである.フリースケール社のチップが,その心臓部ともいうべき「コントロール・ユニット」の小型・省電力化に大きく貢献している.
 HALの応用分野は広く,医療福祉分野ではリハビリテーション支援や身体訓練支援,身体機能に障害がある人への自立動作の支援,介護支援,また工場などでは重作業の支援,災害現場でのレスキュ活動支援,あるいはエンターテイメントの分野での用途も期待されている.将来的には,世界遺産(バリヤ・フリーなどを設置できないため)での利用も考えられるという.
 医療福祉分野での事例として,45年間片方の足が不自由だった人が,HALを装着して40分で不自由な足を動かすことができたことなどが紹介された.実際にHALが登場し,30kg(10kg×3袋)の米を片手で持つというデモンストレーションも行われた.
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投稿者: yoshida 日時: 2007年9月14日 16:35 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

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