(株)日立製作所 日立研究所は、高い強度をもちリサイクルが容易で次世代の鉄鋼材料として期待されている、超微細粒鋼板の特性を低下させることなく接合する技術を開発した。
摩擦攪拌接合装置において、接合部の温度制御および高圧荷重が可能な接合装置を開発するとともに、接合工具の耐久性向上を実現したことにより、超微細粒鋼板の接合部の強度劣化を2%に抑える高品質な接合を実現した。これにより、超微細粒鋼板の自動車用材料などへの応用に道が拓かれる。
摩擦攪拌接合は、接合する二つの接合材料に円柱状の接合工具を回転させながら挿入した後、接合部に沿って接合工具を移動させることで接合する技術。接合材料と接合工具との接触部で発生する摩擦熱で接合材料を固体のまま軟化させて接合するもので、溶融溶接に比べ材料の特性低下を小さくできる。