(株)日立製作所は、動作電流110mAで100mWの光出力が可能な、波長755nmの半導体レーザの試作に成功した。波長755nmにおいて、単一横モード動作での光出力100mWは世界最高値となる(2008年3月26日時点)。
現在、医療やバイオの分野で、生体に対する高い透過性をもつ波長700nm帯の光を用いた計測技術が、侵襲性(患者の生命あるいは日常生活に悪影響を与える可能性)の少ない生体計測法として注目されている。日立は、すでに2007年5月には、光出力100mWを単一横モード動作で発振可能な波長705nmおよび730nmの半導体レーザ技術の開発に成功、今回、血液中の還元ヘモグロビンを基に血液中の酸素濃度や血液の流れなどを高精度かつ低消費電力で計測できる755nmの半導体レーザの開発にも成功した。