No.8 Appendix C Windowsプログラミング(2)

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2 通信アプリケーションの仕様

仕様
 今回作成するWindowsアプリケーションは、次のような機能をもたせます。
・フォーム上で測定の開始、停止操作が可能
・測定を指示するためのコマンドを周期的にシリアル通信でマイコン側へ送信
・マイコン側からシリアル通信で受信したデータを温度値としてフォーム上へ表示
・測定周期は秒単位で変更可能

 通信のフォーマットを適合させれば、マイコン側のCPUの種類には依存しません。
 アプリケーションの外観を図C-1に示します。今回は、C# またはVBそれぞれで同じ機能のアプリケーションを作成しますが、処理内容はほとんど同じです。当然ながら文法上の違いはありますが、C#とBasic (以下、VB)のコードは元々よく似ているため、機能ごとに両者のコードを並べて、説明を共用しています。
1.gif
シリアル通信
 シリアル通信のパラメータは次のように定めます。一般的な設定です。
ボーレート: 9600bps
データ長: 8ビット
パリティ: なし
ストップ・ビット: 1~2ビット
フロー制御: なし

シリアル・コマンド
 マイコン・セットとパソコンの当アプリケーションで送受信される通信コマンドのフォーマットを定めます。今回は、パソコンからのコマンドに応答してマイコン側が温度データを返すような単純なものだけを定義します。

2.gif
 コマンドのフォーマットは図C-2に示します。1回の「温度測定コマンド(M)」に対して1回の「温度応答(M)」がマイコン側から返されます。「温度応答(M)」には、温度データの前に".M="とい文字列が付加されていますが、先頭のピリオドはコマンドのエコーバック(パソコンから送信した文字が確認のためにそのまま送り返されてくる文字)とコマンド応答を区別するためのものです。イコールは、専用のアプリケーションを使わずに、ターミナル・ソフトを使った場合に、エコーバックに混じった応答データを読みやすくするためのものです。

操作仕様
 メイン・フォームの「測定開始」ボタンをクリックすると、「測定周期」コンボ・ボックスで指定された周期で温度測定を開始します。「測定終了」ボタンをクリックすると測定を停止します。
 「設定」ボタンをクリックすると「設定」ダイアログ・ボックスが開きます。ここで、通信ポート番号(COM1~COM10)を変更できます。リストからポート番号を選択して「OK」ボタンをクリックすると設定が確定します。設定を変更した場合、いったん、アプリケーションを終了させた後、再起動させることで設定が反映されます。

中尾 司



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