No.8 Appendix C Windowsプログラミング(4)

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4 Visual C#、Basic アプリケーションの作成

 プロジェクトの新規作成や、コントロールの追加、プロパティの設定、イベント・ハンドラの実装などの手順を説明します。若干の違いはありますが、C#もVBも同じ方法で操作できるため説明は共用します。
プロジェクトの新規作成
 Visual C#またはVBのIDE(以下IDE)のファイル・メニュで、「ファイル」-「新しいプロジェクト」をクリックすると、図C-3のような、テンプレートの選択画面が表示されます。ここで、「Windowsアプリケーション」を選択し、「プロジェクト名」の入力欄にプロジェクト名を入力します。ここではプロジェクト名を"TmpDsp"とします。

3.gif 「OK」ボタンをクリックすると、図C-4のような空白のフォームが表示されます。IDEの左端には「ツールボックス」と書かれたタブがありますが、ここをクリックするとツール・ボックスが表示されます。初期状態ではツール・ボックスは「自動的に隠す」という設定になっていますが、ここでは、表示を自動で隠れないように固定させます。

4.gif
 これはユーザの作業がしやすいように設定してください。固定させるには、「ツールボックス」と書かれたタイトルの右端に三つ並んだ小さなアイコンの中央「自動的に隠す」をクリックします。これでツール・ボックスが固定された状態になります。このとき、フォームのあるデザイン画面のウィンドウは自動的に縮小されて、ツール・ボックスと重ならないように表示されます。
 ツール・ボックス内の各コントロールはカテゴリごとに分類されています。初期状態ではカテゴリの項目だけが表示されていますが、カテゴリ名をクリックするとコントロールの一覧が展開され、もう一度クリックすると折りたたまれます。
 今回はメイン・フォームのほかに、設定用のダイアログ・ボックスを用意するので、もう一つフォームを追加する必要があります。
 ソリューション・エクスプローラのプロジェクト名の上でマウスを右クリックしてポップアップ・メニュを表示させ、「追加」-「新しい項目」を実行します。そうすると、「新しい項目の追加」というウィンドウが表示されるので、そこから「Windowsフォーム」をクリックして選択し、「追加」ボタンをクリックします。この操作により、新しいフォームが"Form2"として追加されます。このフォームをダイアログ・ボックスとして使用します。

プロパティ・ウィンドウの表示
 初期状態では、プロパティ・ウィンドウは表示されていません。これを表示させるには、IDEのファイル・メニュの「表示」-「プロパティウインドウ」をクリックします。この操作により、図C-4のようにIDE右下にプロパティ・ウィンドウが表示されます。
 このウィンドウでは、同ウィンドウ内の上側にあるツール・ボタンによりプロパティとイベントを切り替えて表示できます。

フォームのソース・コードの表示
 フォームのソース・コードは、初期状態では表示されていません。コードを表示させるには、デザイン画面のフォーム上でマウスを右クリックしてポップアップ・メニュを表示させ、その中の「コードの表示」をクリックします。この操作でフォームのコードが表示されます。このとき、フォーム(デザイン画面)は隠れ、コード画面上部の「Form1.cs[デザイン]」のタブの横に「Form1.cs」というタブが追加されます。これらのタブをクリックすることで、いつでもデザイン画面とコード画面を切り替えることができます。
 Form2についても同様の操作でソース・ファイルを表示させます。

プロジェクトの保存
 ここまで準備ができたら、いったんプロジェクトを保存しておきます。ファイル・メニュの「ファイル」-「すべてを保存」をクリックすると、「プロジェクトの保存」ウィンドウが表示されます。このウィンドウは新規作成直後の一番初めの保存時にだけ表示されます。
 「名前」の欄には新規作成時に入力したプロジェクト名が表示されています。通常はそのまま使用します。
 「場所」の入力欄はプロジェクト・フォルダが保存されるルート(親)フォルダを入力しますが、「ソリューションのディレクトリを作成」にチェックを付けておくと、このルート・フォルダの下に、「ソリューション名」と「名前」の欄に入力された名称で、「ソリューション名\名前」という2階層のサブ・フォルダが作られます。「ソリューションのディレクトリを作成」のチェックを外しておくと、ルート・フォルダの下に直接「名前」というサブ・フォルダが作られます。
 設定が済んだら「OK」ボタンをクリックすると、すべての関連ファイルが保存されます。これ以降は、コントロールやコードの追加、変更の際など、適当なタイミングで保存します。なお、デバック実行などのビルド操作を実行すると、コンパイルの前に自動的にソース・ファイルが保存されます。

コントロールの追加
 コントロールを追加するには、まず、IDE左側にあるツール・ボックスの中から使いたいコントロール名をクリックして、続けてフォーム上の適当な位置でクリックします。"SerialPort"や"Timer"コントロールなどの非ビジュアルな(フォーム上に表示されない)コントロールを追加すると、デザイン画面下側のトレイにアイコンが表示されます。
 メイン・フォーム(Form1)、設定ダイアログ・ボックス(Form2)に追加、設定するコントロールの一覧とプロパティ、イベントの一覧は、それぞれ、表C-1、表C-2にまとめてありますので、この表を参照してしてコントロールを追加してください。コントロールの大きさや位置は参考値ですので、適当に変更してもかまいません。なお、コントロール名は変更可能ですが、本書ではデフォルトの名称をそのまま使用しています。

プロパティの変更
 通常のコントロールは、プロパティにより、色や大きさ、フォント、動作に関する各種設定個目などを設定できます。プロパティを変更する際は、変更したいコントロールをクリックして選択状態にすると、プロパティ・ウィンドウに選択中のコントロールのプロパティ一覧が表示されるので、そこでプロパティ値を確認したり変更することができます。プロパティ・ウィンドウがIDE上に表示されていないときは、フォームまたは適当なコントロールを選択した状態でマウスを右クリックして、ポップアップ・メニュから「プロパティ」をクリックすると表示されます。イベントの登録、変更もこのウィンドウで操作できます。
 各コントロールのプロパティの設定値は、表C-1、表C-2を参照してください。

イベント・ハンドラの実装
 フォーム上にあるボタンのクリック・イベントは、ボタン・コントロールをダブル・クリックすることで、ソース・コードに自動的に実装されますが、クリック以外のイベントを実装したいときは、コントロールを選択しておいて、プロパティ・ウィンドウでイベント一覧を表示させ、実装したいイベント項目をダブル・クリックすれば、そのイベントのハンドラが実装されます。ボタン以外のコントロールも同様の手順でイベントを実装できます。
 とりあえず、空のイベント・ハンドラを一通り実装して、あとから、その内容をコーディングしていけばよいでしょう。
 各コントロールのイベントは、表C-1、表C-2を参照してください。
5.gif

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中尾 司

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