No.8 Appendix C Windowsプログラミング(6)

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5 パソコンとマイコン・ボードの接続

シリアル-USB変換ボードのドライバのインストール
 ポピュラなFT232RLを使ったシリアル-USB変換ボードの場合の、Windowsデバイス・ドライバのインストールについて簡単に説明します。このチップを使った変換ボード(または変換ケーブル)なら、ボードが変わっても同じ手順でインストールできます(図C-6)。
c6.gif

 初めてシリアル-USB変換ボードを接続する場合は、USBポートにUSBケーブルでシリアル-USB変換ボードを接続すると、デバイス・ドライバのインストールを求めるウィンドウが表示されます。FT232のバーチャル・シリアル・ポート・ドライバ(VCPドライバ)の保存場所を指定してインストールを進めます。このデバイス・ドライバは、FTDI社のWebサイトから無償でダウンロードできますので、あらかじめ用意しておいてください。
 このとき、VCPドライバがCOMポートの何番に割り当てられたかを覚えておいてください。温度測定のアプリケーションにこのポート番号を再設定する必要があります。なお、Windowsデバイス・マネージャで、VCPドライバのプロパティを変更することにより、COM番号を変更することも可能です(未使用ポートに限る)。
 2回目以降で同じUSBポートに接続する場合はドライバのインストールは不要ですが、ポートを変更すると再インストールが必要になります。
 シリアル-USB変換ボードがバス・パワード(デフォルト)に設定されている場合は、電源がUSBバスから+5Vが供給されるため、変換ボード側への給電は不要ですが、セルフ・パワードに設定されている場合は、別電源から変換ボードへ給電する必要があります。したがって、3/3.3Vなどを使うときは、セルフ・パワードに設定してください。
 いずれの場合もVCPドライバをインストールするだけなら、マイコン回路は接続する必要はありません。

動作確認、使用法
 温度測定のアプリケーションは、デフォルトでは通信ポートがCOM1に設定されていますが、通常、USB変換ボードが割り当てられているポートはCOM1ではないため、再設定が必要です。
 アプリケーションを起動すると、例外が発生し現在設定されているCOMポートが開けない旨のメッセージが表示される場合があります。その場合は、「続行」ボタンをクリックしてアプリケーションを起動します。
 起動できたら、「設定」ボタンをクリックして「設定ダイアログ・ボックス」を開き、VCPドライバが割り当てられているCOM番号に変更します。
 いったんアプリケーションを終了させて、再起動すると、変更が反映されます。変更がうまくいっている場合には、先ほどの例外のメッセージが表示されることなく、アプリケーションが起動します。
 なお、COM1ポートが開けて例外が発生しなかった場合でも、USB変換ボードがCOM1に割り当てられているのでない限り、適正なCOM番号への再設定が必要です。
 マイコン・ボードが接続され、電源が入っていることを確認したのち、「測定開始」ボタンをクリックします。マイコン・ボードが正常に動作して通信が成功していると、直ぐに温度が表示されます。このあと、「測定間隔」のコンボ・ボックスで設定されている周期で温度が更新されていることを確認します。また、同コンボ・ボックスで設定時間を変えて、測定周期が変わることも確認します(いったん測定を終了させて、再開する必要あり)。
 「測定終了」ボタンをクリックすると、温度表示の更新が止まります。今回のプログラムは基本的なところだけが実装されていますが、コマンドを増やすとか、応答がないときのエラー処理を追加するなど、挑戦してみてください。

中尾 司

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