TINA-TIのおもな機能の説明

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エレキジャックNo.9から連載を開始した,
電子回路シミュレータ「TINA-TI」で学ぶ 電気回路の基礎と法則
「第1回 直列回路・並列回路のオームの法則」
で使用する,TINA-TIのおもな機能の説明をします.


■TINA-TIのおもな機能の説明

 次の1から5はTINA-TI以外の電子回路シミュレータにも備わっている機能です.
6から9はTINAの特徴的な機能です.ただし,7以下の機能はTINA-TIにはありません.

1.回路図入力
 回路図エディタにより,快適に回路図入力を行うことが可能です.ただし,TINA-TIはアナログ専用ですので,ディジタル部品はありません.
 コピー&ペーストなど,Windows標準の編集機能を使用することができます.また,回路図内にテキストなどを挿入できます.

2.DC解析
 DC動作点とアナログ回路の伝達特性について測定できます.

3.AC解析
 増幅度および位相の周波数特性を測定できます.また複素電圧,電流について計算することができます.

4.過渡解析
 回路各部の波形を観察でき,電圧値,時間などが測定できます.

5.フーリエ解析
 周期信号はフーリエ級数の係数,高調波歪率を計算することができます.

6.仮想計測器
 TINAには,オシロスコープ,ファンクションジェネレータ,マルチメータ,シグナル アナライザ,XYレコーダのような仮想計測器が用意されています.これにより,実際の計器を取り扱うような感覚で計測できるので,初心者にとって大変使い やすくなっています.また,実際の計器を取り扱う練習としても効果的です.

7.インタラクティブモード(TINA-TIにはありません)
 実際に回路があるかのように,インタラクティブにシミュレーションできます.表示やインジケータがどのように変化するかをテストすることができます.解析しながらもコンポーネント値を変えることができます.

8.VHDLシミュレーション(TINA-TIにはありません)
 VHDLとは,CPLDやFPGAのような回路を自由に作ることのできるデバイス用の開発言語です.VHDLで作成したプログラムから,それに応じた素子を生成しTINAの素子と連結して回路解析ができます.
 また,多品種の PICマイコンが含まれていて,インタラクティブにテスト,デバッグを実行できます.TINAに組み込まれたMCUアセンブラでアセンブラコードを変更して,即座に結果を見ることができます.

9.PCB設計(TINA-TIにはありません)
 PCB設計ソフトウェアが統合されている版もあります.それには高度な自動部品配置,自動配線ツールをはじめとして,多層PCB設計に必要なすべての機能が含まれます.

その他
 
これら以外にも製品版にはネットワーク解析などの機能が盛りだくさんありますが,直流・交流回路の基本を学習するには,TINA-TIで十分です.

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